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ディフェンダーの集中力

私が最も好きなセンターバックは元イタリア代表のネスタですが、彼は高さも速さも強さも巧さも読みの良さも、ディフェンダーとして何もかもが揃ってたサッカー選手で、唯一の欠点はワールドカップになったら怪我をするという、怪我の巡りの悪さくらいのものでした。

そのネスタがかつてビッグマッチ後のリカバリーについて語っていたのですが、「体は1日休めば戻るけど、頭は3日かかる」と言ってたんですね。
体の疲労度よりも脳の疲労度の方がはるかにひどいと言ってたのです。

で、それを具体的に理解したのがクラブワールドカップのミラン対ボカの決勝戦。
ちょうどネスタの守備位置の真横から彼のプレーを見たんですが、いやー、センターバックってホンット大変なんですよ。

前半の45分間、ネスタとパレルモの対決を目の前でとことん堪能したんですが、パレルモ、やっぱり上手いんです。上がったり下がったり、ネスタの前に行ったり後ろに行ったり、45分間ほんのちょっともじっとしてなかった。
で、ネスタは中盤や前線のボールの行方を遠目に見ながら、ミランの選手の動きの連動を見ながら、パレルモの消えようとする動きにいちいち反応しなきゃならなくて、40分になろう頃には、なんかもう既にお疲れ模様。
でもパレルモを一瞬でもフリーにしたらやられちゃう。
センターバックのミスは失点に直結するし、試合中は全然全く気が抜けない。
こりゃ体も疲れるし頭も疲れて当然だわ、回復に3日かかるって言ってたのも納得だわって感じで、ミスが許されないポジションでのあの仕事内容に心底感心したものでした。



先日ザックジャパンと対決したウルグアイのFWスアレスはとても上手いストライカーで、吉田が彼をマークしていましたが、90分間彼を完全に抑えるのは、まあ無理ですよね。そんなことが出来るならそれこそネスタ級。
吉田がスアレスに裏を取られた場面は、だから仕方ないというか、むしろ裏を取られることはありえるんだから、そうなった場合の対処をもっとチームでどうにかしろって話なんだけど、3失点目につながった吉田のクリアはね……あまりにお粗末でこっちも撃沈しました。

プレースタイルのせいかなあ、軽く見えるのが更に印象を悪くしていて、センターバックの割には危険を潰す、相手を潰すという気概があまりないように見えるのがよくないのかもしれません。
汚れ役になる覚悟がない?っていうか、自分のところでミスしたらオシマイだという心構えがね、希薄に見えるのが残念かなあ。

ロンドン五輪の時は良かったのにね。
もしやザックの戦術に合わないのかとか、そういうことも考えちゃいますよね。
でも3失点目はそういうのとは全く無関係の吉田個人のミスだし、吉田のクリアを予測できなかった受け手の遠藤(だったかな?)のミスでもあるかもしれないけど、連携が悪いとか全体の守備戦術が悪いという話に行き着く前に、やはり吉田には言いたい。

3日間脳が使い物にならなくなるくらい90分集中し続けてくれ。



どうすれば吉田のポカがなくなるのでしょうか。
ミスをするDFは、DFとしては厳しいよね……。
by teri-kan | 2013-08-17 15:44 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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