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「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」1巻 公妃の宝冠

面白かったーっ!

以前にも書きましたが、私は原作でもこのお話が大好きなのです。
シャルムラース公爵がカッコいいんですよねー。
スタイルの良いイケメン、上品で洒落っ気があって皮肉屋で冗談好き。
乗馬が上手くて運転が上手くて決闘に強くて女のコに優しい。

なんてパーフェクトな男なんだー!
もう最高です、シャルムラース公爵。
大好きです。愛してます。

うん、まあ、ルパンのことなんだけどね、ようするに。
女に弱くて挑発に弱くて大ほら吹きの自惚れやの泥棒なんだけどね。



もうちょっと撫でつけられた髪型をイメージしていましたが、マンガだからこれでいいと思います。
若々しくて活動的な青年公爵って感じ、出ています。
下まつげ(笑)がいいですね。
目の表情がイキイキしていて、とても良い下まつげです。

爆弾を持ってる時の目は素晴らしすぎて言葉がありません。
アップがすごくて悶絶しました。笑い声をたてないように必死だったです。
ルパンって感情の起伏が激しくて、狂ってる時はホントに狂ってるかのようなんですが、そういう激しさが出ていたという意味で、あのイッちゃってる目は良かったです。

ていうか、目……(笑)。
一応弱者の味方、婦女子の味方の美男子ヒーローなんですけどねえ(笑)。

まあその目も含めて、公爵のパリ屋敷でのすったもんだは私のイメージ通りで、とても満足できるものでした。
ソニアと公爵はいいですよねー。
この場面はホント好きです。

ビクトワールがもうちょっとおばちゃんだったらなおイメージ通りでしたが、赤ちゃんルパンの面倒を見てる絵がとても良かったのでこれはこれでいいかな。
絵的には若い方が華やかだし。

そうそう、この頃はルパンのお父さんってああいう設定だったんですよね。
「アバンチュリエ」でここまではっきりと書くということは、ようするに「カリオストロ伯爵夫人」はマンガにはならないということなんだろうな……。
まあ無理だろうとは思ってたけど、正直に残念と思ってしまいますね。
心情的には「カリオストロの復讐までやっちゃってよ」なので、お父さんの説明がもっと曖昧だったら先の希望が持てたのになあって気分です。



相変わらずおっさん連中の描写が素晴らしいです。
原作では全然愛着のわかないフォルムリーやグルネイ・マルタンを「いいかも」って思ってしまうのだから、漫画家の腕の素晴らしさってことなんだと思います。

早くも次が楽しみですね。
原作のショームズ登場作品はそこまで好きではないのですが、「アバンチュリエ」のショームズは面白いので期待して待ってます。
そして「奇厳城」、「813」か。

今も時折見せるルパンの狂気が「813」では全開になります。
「813」の狂気はギャグでは済まされない、ホントにホントの狂気。
悪人と善人のバランスがこれからどうなっていくのか、今後の「アバンチュリエ」に大期待です。
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by teri-kan | 2013-08-23 10:18 | 漫画 | Comments(0)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


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