サッカー自体が嫌われたら困るのです

土曜日に行われたJ1清水対浦和の試合前にこういうことがあったそうです。

浦和サポーター、警備員に暴行の疑い 4人を現行犯逮捕

ネットを見た限りでの現在推測できる当時の状況としては、公道を走行中、浦和サポがチャーターしたバスから清水の選手が乗っているバスに向かって爆竹や発炎筒が投げつけられた。その連絡を受け警備員がスタジアム駐車場で待機、当該バスに乗っていた浦和サポと揉めて暴力を振るわれ、なおかつ彼らの所持品からは爆竹が発見された、といった感じです。

まず、きちんと仕事をした警備員の方お疲れ様です。
爆竹を持った人間がスタジアムに入るなんて論外です。客席やピッチ内に投げられでもしたらたまらない。そういった事件を未然に防いだという点においてはとりあえず良かったです。

しかしこれをもって「スタジアム内で起こったのではないからクラブに責任はない」「クラブへのペナルティはない」と軽々しく言うのはよくない。
こういう意見は少なからず見ましたが、ちょっと愕然としますよ。
サッカーに興味のない一般人にとってはむしろ今回のような事件の方が印象悪くて、「悪いことするならスタジアム内でしろ、外でやるな、一般人にとばっちりが来るじゃないか」と非難される恐れだってあるのです。
試合前の対戦相手に公道で爆竹を投げて、それで誤って無関係の車両に被害を与えても、「浦和を愛するがためにやった行為だが、スタジアム外だから浦和は関係ない」とでも言うのですか?
そんなことしたらサッカー界ではなく一般社会から「浦和は解散しろ」って言われちゃいますよ。

浦和サポは今まで何度も問題を起こしてきましたが、それでもまだ「試合に負けたから腹をたてて」とか「サポ同士が煽り合って」とか、偶発的に起こったこととして納得できるところがありました。
問題は問題だけど、「暴れるのもほどほどにしとけ」という程度でなんとか済んでいたところもあったのです。

ですが今回のことで見る目は変わりました。
これまで起こった全てのトラブルについて知ってるわけじゃないけど、ここまで能動的に、自発的に、サッカーと無関係の公道上で、理由もなく試合前に相手を攻撃したのって例がなくないですか? 今回の件は完全に悪意のみから発生してるでしょ。
「クラブを思うがゆえの一時的な感情の発露」とは言えないです。完全に悪意、あるいは傲慢さからくる事件。

こういう人間を出してしまった原因がどこに求められるのかはちょっとわからないです。
どのクラブにも迷惑サポはいると思うし、サポの人数が多い浦和は必然的にその数も多いでしょう。
しかしこうも浦和に問題が続けば「サポの人数が多いからしょうがない」ではすませられなくて、人数が多いなら多いなりの独自の対策をとるべきだと思いますね。
今までのような感じでいてはまた問題を起こす人が出てくるのは必至だし、実際こっちは「また浦和か」としか感じなくなっています。
正直言って近いうちにこれ以上の不祥事が起きても全然不思議じゃない。それくらい不信感が積ってますよ。

浦和サポの一体感とか行動力は買ってるんですけどねえ。
2ステージ制反対運動とか、すごいなと思えることもあるんです。
ただ、なんでJリーグが2ステージ制なんてものを言い出したかといえば観客数減少が理由なわけで、なのに反対運動の先頭きってる浦和が「危険だからサッカーに近付きたくない」と思われるようなことをしょっちゅうしでかしてるっていうのがね、なんとも悲しいですね。

サポが多いから悪質サポも多いと言ったけど、浦和サポは自分達の数が多いことをよく自慢してるし、それなら浦和のサポーター同士でなんとかしなきゃいけないこともあるんじゃないの?とは思います。
「観客数を減らしたくないリーグ側は浦和の無観客試合なんてどうせ決定できない」とうそぶく人もいたし、不祥事を起こす人間はサポの数の多さを頼みにしてるところが多少なりともあると思います。
人数が多いこと、声が大きいことを前面に押し出して相手を圧するような態度を普段からとってないかどうかとか、乱暴を働く人間を生み出しやすい環境かもしれないということも考えてもらいたいですね。
大きな声で応援するのはいいことですが、大きな声は暴力になりやすいのだから。
人数が多いこともしかりです。それらをコントロールできないというなら、ビッグクラブなんて目指してくれなくてもいいです。

良くも悪くも一般人は「Jリーグといえば浦和」という人が多いんですよ。
好かれなくてもいいからせめて忌み嫌われるようなことだけはしないでくれと、Jリーグを観戦してるものとしては切にお願いしたいです。




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by teri-kan | 2013-08-27 11:15 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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