紅白歌合戦と歌謡曲ベスト100

綾瀬はるかの紅白歌合戦でした、2013年の紅白は。
うん。いろんな意味で。
番組全体を覆っていたグダグダ感も彼女に象徴されたと言っていいかな。
あれはあれで一つの味ではあるけど、今後NHKは女優に安易に司会をさせるということは考え直した方がいいと思います。

しかしじゃあ誰が今後赤組の司会をすればいいのかと考えたら、全く思い浮かばないのが困る。私が芸能人に疎いのもあるけど、白組の司会が何年もジャニーズで磐石なのを思うと、赤は人材に乏しいという印象です。

赤が人材に乏しいというのは肝心の歌手もそうで、AAAが赤に移動し、ナントカ48がいろいろと枠を埋めるという残念なことが起こってしまいました。
さぶちゃんの件があったから圧倒的に白有利だったとはいえ、得点差があれだけ広がったのは赤があまりにもあんまりだったのも大きいのではないかなあ。
以前はジャニーズの組織票がプンプン匂ってたけど、ここ数年は明らかに赤と白の実力差が見えるんですよね。
どうにかならないものですかね……。

ナントカ48に興味があればまた別なんだろうけど、全く以ってどうでもいいもんなー。
それこそAKBの卒業発表なんてどうでもいいにもほどがあった。
申し訳ないがあの場で発表しただけであの子の印象は最悪である。しかも、そうやって悪い印象でもとにかく印象に残れば勝ちだよね、みたいな思惑も透けてみえて尚更不快。
紅白は歌だけを聞かせる番組なんて露ほども思ってないし、それこそ芸のコーナーなんて昔からあったけど、AKB卒業発表を紅白歌合戦の芸にされるとは思わなかったな。
他に芸がないなら何もするなよって思いますよ。

まあ、そんなこんなで「どーなのよ」と思うことの多い今回の紅白でしたが、それはとりもなおさず歌の力自体が弱くなってることの証明なのではないかと思います。
まあその傾向は音楽業界全体に言えるのですが、それでも前回の紅白は歌自体を楽しめた紅白だったように思うんですよね。
今回のはいろんな意味でつまらなかったですね。
あ、「あまちゃん」に力を入れていたのはわかりました。
あまちゃんメドレーは良かったな。

とまあ、今後の紅白歌合戦は大丈夫なのかね?という感想を抱いた年の瀬だったのですが、元日の夜BSでやってた久米宏と秋元康と近田春夫の音楽番組が結構タイムリーなこと話してて、今後の音楽(というか歌謡界)はどうなるのかという事についての会話は興味深かったです。
「聴く人間よりも音楽を作る人間の方が多くなる」という近田春夫の言葉にはハッとさせられました。真理として「聴くよりも作る方が絶対に楽しい」というのは確かにそうだ。作る手段が簡単に手に入るのなら尚更。
詞が弱くなったから歌が弱くなったという指摘は、もうここ何年もの現象ですね。ヴォーカルが楽器の一つ、即ちサウンドになったというのもそうです。
海外ミュージシャンが以前「ラップが音楽をダメにした」と語っていましたが、それとも通じるものだと思います。

近田春夫が嘆いてたクリエーターやプロデューサーらの日本語の貧弱さ、日本語の扱えなさには、結構考え込まざるをえなくて、やっぱり歌はジリ貧になるしかないのかなとか思ってしまいます。残念なことですが。
震災は言葉の大切さを呼び起こす契機になったと思うのですが、音楽の大きな流れは止めようもなく、これからも想像できないところへ進むんでしょうね。
近田春夫は戻れないと断言してたし。
秋元康はもっと希望を持った言い方だったけど。

ちなみに秋元康の選んだベスト100。「お祭りマンボ」や「喝采」なんかは同意。フォーク系については近田春夫の意見「貧乏くさいから嫌い」に賛成。
ざっとふりかえってみても、昔の歌謡曲はいい女性歌手のいい歌が多かったですね。
詞の世界を歌い上げて、ストーリーの雰囲気を作ることが出来てたからかな。
日本語の詞の力が弱くなったことと赤組の地盤沈下は案外つながっているのかもしれないですね。




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by teri-kan | 2014-01-06 11:59 | 音楽 | Comments(0)
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