「SWAN 白鳥の祈り」

有吉京子「SWAN~白鳥」の姉妹編。
途中ちょろっとですが真澄とレオンが登場します。

「SWANモスクワ編」が終了したため、しばらくSWAN本編は連載お休み。
代わりに「SWAN MAGAZINE 2014 春号 Vol35」には本作が掲載されているのですが、冒頭30Pということで、話の本筋に入る前にブツ切り状態で終わっています。
なわけで、久々に古い本棚から引っ張り出して「SWAN白鳥の祈り」を最初から最後まで読んでみたのですが、いやあ、ちょっと新鮮でしたね。
ここ何年かモスクワ編でバレエ人生がどうとか覚醒のバレエがどうとか、かなり次元の高いところのお話が展開されていたので、バレエ学校の生徒の現実的な生活がかえって面白かったです。

とはいえ、人物造形は今一歩だったかな。
あるべきストーリーに当てはめたキャラクターって感じで、キャラの広がりや深みには乏しい。
プロットの枠からはみ出るほどの魅力が登場人物に持たせられなかったのは、真澄とレオンを登場させたいがために書かれたお話だったからか?とか、ちょっと邪推してしまいそうになるのですが、そうでないならドイツ編に桐生さんを出したりとか、そういうことしてもいいんじゃないかなあと思いました。

青石さんがここでも可哀想なんですよねえ。
なんかこう、ずっと報われなくて、子供世代になってもやっぱり真澄との関係性は変わってなくて、どこかでいい目をみてもらいたいなと思います。
青石惺君は非常に有望そうなので、3代目にしてやっと宿願達成かって感じですが。
彼がプロダンサーとして大成したら、青石さんのためにも良かったなあって思いますね。
今回「白鳥の祈り」を読んで改めて思いました。



ちなみに私は本作をプリンセスコミックスデラックスの上下巻で持ってるんだけど、下巻の後半に収録されている「カリフォルニア・パーティー」の登場人物、杠(ゆずりは)さんがかなりお気に入りでした。
高校生離れした、というか日本人離れした男の子なんですよね。
この頃は絵がとても綺麗で(今も綺麗だけど)、大変読みよいです。
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by teri-kan | 2014-04-14 11:15 | 漫画(SWAN) | Comments(0)
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