ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16 / プロコフィエフ

プロコフィエフのピアノ協奏曲です。
5曲あるうちの2作目で、作曲されたのは1912年末から1913年4月。
初演は第一次世界大戦開戦の前年になります。

実は今秘かにピアノ協奏曲がマイブームで、これまであまり聴かなかった曲を中心に毎日少しずつ聴いています。
で、今聴いてるのがこのプロコフィエフの2番なのですが、いやー、カッコいいですねえ。
こういう曲の感想って難しいし、説明しにくいのですが、凶暴だけど破綻はしてなくて、野生的なものを感じさせつつもモダンでオシャレ。
なんのこっちゃって感じですが、とにかくカッコいい。

素人まるだしの感想を書くなら、「映像的だなあ」ってところでしょうか。
フィルム映像の背景として流れてる音楽みたいです。
NHKスペシャルとかEテレのドキュメンタリー番組とかの。
20世紀初頭の革命や戦争を扱った「映像の世紀」なんていう番組に、いかにも流れてそうな曲です。

聴いていて思い浮かぶのが、どうしてもスクリーンに映し出されたモノクロ映像なんですよねえ。
帝政ロシア末期、あるいはソ連をフィルムで見てる感じ。
ショスタコーヴィチとかだと革命の只中にいる人間の息遣いが聞こえてきそうな生々しさを感じるけど、この曲はそういうものからはちょっと距離がある感じ。
激しいけどクールですね。

まあ他のプロコフィエフ作品でそういうのを感じたことはないので(ほんの僅かしか聴いてませんが)、だから彼の曲がそういうものというより、この曲がそういう感じだということなんでしょう。
抒情的でちょっとキュッとくるフレーズなんかもあったりして、それが物語っぽい雰囲気も出してたりして、うーん、やっぱり映像的ですよねえ。
大作ドキュメンタリー、ていうか、ドキュメンタリー風映画でもいいかも。
そういうのを音楽で感じさせる曲、というのが正しいかもしれません。

で、聴き終わって気付くのは、ピアノ曲を聴いてたみたいだったなあということ。
驚くほどオーケストラの影が薄い。
でもオーケストラがなければここまで劇的ではない。
案外良いバランスなのかもしれません。
とにかくピアノがカッコいいです。
聴きやすいと思うし、プロコフィエフに馴染みの薄い方でもオススメなのではないかと思います。
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by teri-kan | 2015-04-03 16:40 | 音楽 | Comments(0)
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