「クリスタル・ドラゴン」その8

久々に新刊が出ました。






26巻が発売されたということで、ローマあたりから読み直してました。
正確にはアランが登場した頃からですね。
カギとなるのはやはり竜の杖、例の樫の小枝で作られた杖だと思うので、アランの行動や言葉のおさらいをしたのです。

で、読み直しているうちに、「この話はあまり深く考えすぎない方がいいのかもしれない」と思うようになりました。
この話というか、作中に出てくる予言のような言葉。
ああいった言葉は、必ずそうなるというより、可能性を語っているだけと考えた方が正しいように思える。
可能性だから、その後起こるアクシデントやら何やらで、言葉は正しくなくなることもあるのだという風に。

アクシデントの最たるものはバラーで、竜の杖の主であるはずの彼が魔を取り込んでしまったから、あちこちで狂いが生じ、狂いが狂いを呼ぶ事態になった。
だから既にこの世界はいろいろと捻じれている。
26巻ではエラータが竜の杖の主になりえたことが明かされ、彼女が今持ってる杖とどう整合つけたらいいのか、やはり矛盾が起こりました。
だから筋を通そうと必死こいて読み解くよりも、流れ流されるままに読んだ方が良いように思うんですね。
入り込んで読んでいた以前よりも、今回俯瞰で読んだ方が話の流れとか、案外わかりやすくなった気もしたし。
というか、真面目についていこうとしても自分の頭がついていかないというのが正しいかな(苦笑)。
アランやミアーハ様やラウリンや、いろんな人の言葉に振り回されまくってます。



で、26巻。
レギオン、というより夢見と呼ぶ方がしっくりきますが、なぜか突然風の王に就任。
びっくりしました。
しかもパラルダの風は優しそうだったのに、夢見の風は辛気臭そうだ……悲壮感が濃い。
で、夢見がああいうことになったら、もう戦士のレギオンはいないと考えるのが正しくて、それはそれで悲しかったりする。

しかし、それ以上に大変なのは大地の王の代替わり。
なんとバラーとアリアンは大地の王の後継者だったという驚愕の事実が!

いやー、これは予想してなかったなー。
でもアリアンは大地の王じゃないよね?
眠る竜の後継者だったよね?
夢見てたら大地の王は無理だよね?
ていうか、大地の王はドワーフの王、庭師でもあり、世界のために眠る者を守る者。
アリアンにそんなの出来るかあ?という問題が。
ちなみにバラーも無理だろう。
そんなマメな仕事、バラーには絶対無理だ。
あ、グリフィスをアゴで使えばいいのか。
でもグリフィスの最後はアレって決まってるし。
ていうか、バラーが大地の王になると「夢見て眠るアリアンをバラーが守る」という、はあ?な構図になってしまうのだが。
それとも大地の王は無理して庭師とかやらなくてもいいのだろか。
ラウリンがいろいろ職務を兼ねてるだけで、大地の王と庭師は本来別物と考えるべき?
となると、ラウリンってものすごい働き者なんだけど。
王らしからぬ働き者。

……うん、そうなんだよね。ラウリンって働き者すぎてスケールの大きさに欠けてしまうんだ。
そんなのの後継者ってバラーとアリアンには小っさすぎる感じがするんだ。
ラウリン有能だけどね。でもどうしても印象としてそういう風に見えてしまう。
彼の仕事には地道な魔力集めというのもあって、時には麓の村に降りてコツコツとブツの収集に勤しまなきゃいけないんだよ。
まあ、最初にも書いたけど、これも可能性だけの話でどうなるかは全然わからないんですけどね。
ラウリンはホントに消えつつあるし、誰かが後を継がなきゃいけないのは確かっぽいけれど。



という未だ道半ばの「クリスタル・ドラゴン」26巻。
まだまだ先は長そう。
やっとこさこれからエリンに帰るんですからねえ。

思えば水晶宮に来てから長かった。
ヘンルーダが眠ってる間、マンガも実年月も長かった。
水晶宮とドワーフの村と世界樹の実の中と海辺の町と常若の国と、あっち行ったりこっち行ったり、過去に行ったりそのそのまた過去に行ったり、夢に入ったり現との境でウロウロしたり、なかなかわかりづらくて描いてある以上に複雑で長く感じた。

わかる人には理解できてるんだろうなあ。
私はまだまだ謎だらけですわ。
やっぱり難しい。
いつかまた1巻から読み直さねば~。




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by teri-kan | 2015-10-30 23:49 | 漫画 | Comments(0)
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