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うめとふゆの恋愛模様 & 雁助さんと榮三郎さん

雁助さん退職。
うめ、かわいそう……(涙)。

うめとふゆの恋心は割と早くから描かれていて、「どっちかが上手くいったら、どっちかは駄目になりそう」と、確信に近い予想をしてたんだけど、まさかこういう形におさまるとは、といった感じでした。

うめ、かわいそう。

元々うめの方が成就して、ふゆが駄目になると予想していたんですよね。
だってふゆの思い人は新次郎さんだもん。どう考えたってムリムリ。
だからふゆは恋敗れて加野屋を退職するんだろうなあと思っていたのに、まさかの亀助と結婚(笑)。
このパターンは想像してなかったわー。
亀助がふゆに一目ぼれしたシーンで、この結末を予測した人っている?
人間最後は誠実さなのかーと、いろいろ思い直させられる亀助の頑張りでしたね。

でもそうなってしまったからには、うめの恋は絶対に上手くいかないんだろうなって感じで、でも覚悟してても辛い展開にはかわりなく、見てるこっちも辛かった。

うめ、かわいそう。

雁助さんの「妻子に逃げられ話」がこんなところで生きてくるとはね。
加野屋を出る口実をずっと探してて、娘さんのことは雁助さんとしては渡りに船だったかもしれないけど、でもそれだけ加野屋を出るふんぎりがつかなかったともいうことで、葛藤はとても深かったようです。

大人同士の恋愛は難しいですよね。
お互い背負ってるものが大きいからなあ……。

榮三郎さんの涙が胸にこたえます。
榮三郎さんにとって雁助さんは商売の師匠みたいなものだし、ずっと唯一頼りになる存在だったですからね。
跡継ぎだった一番上のお兄ちゃんが早世してから、榮三郎のプレッシャーは大きかったと思うんですよ。
次兄は商売に関しては全くアテにならないフラフラ男だし、義姉は商売上手とはいえ常識で測れない人、大黒柱の父親は老い先短いし、ホント必死だったろうと思うのです。
本人は大店の三男坊らしくあくまでおっとり良い子な優等生だったけど。

先代が亡くなったら加野屋は終わりという噂は、サトシに言われなくても榮三郎は空気で感じていただろうし、自分の代で潰しちゃいけないと何かにつけて雁助を頼りにしてここまできたんだろうなあと、そういうのが簡単に想像できちゃうんですね。
だから雁助がいなくなることにああやって泣いて、なんかホントに榮三郎も寂しいだろうなあって思うのです。
本人立派に成長して、雁助がいなくなっても大丈夫だろうけど、ホントに雁助のこと頼りにしてたし慕ってたんですよねえ。

榮三郎は加野屋の経営陣の中で一番の年少で、やりにくいこともあっただろうと思うけど、根が素直な育ちのよい坊っちゃんなんで、お店の雰囲気を悪くすることなくよく頑張ってたと思います。
強面雁助とはいいコンビだったですよね。
坊ちゃんを八代目としてきちんと立てていた厳しい大番頭と、温厚で素直な真面目な若当主、ホントいい関係でした。

雁助さんいなくなって、うめの場面も榮三郎の場面も、少しだけ減ってしまうのかな。
銀行が設立されて加野屋の面々も入れ替わって、徳川の世どころか明治初期すら遠い世になりにけり、といった感じですね。




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by teri-kan | 2016-02-01 14:33 | 朝ドラ | Comments(0)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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