乙女心に詳しい亀助と初恋の林檎

スピンオフは五代様ではなく亀助でした!

うん、亀助なら加野屋の面々の登場が期待できます。
五代様も見たかったけど、亀助のは楽しそうですね。

その亀助、なぜか繊細な乙女心に精通していて、女子のトークにも違和感なく参加しております。
恋するおふゆちゃんをずーっとずーっと見ていたおかげか、恋する女の子の気持ちにどうやら詳しくなっているらしい。
なんだか亀助家族のきゃぴきゃぴした雰囲気も想像できて微笑ましくなってしまう。
嫁のふゆと娘のなつに囲まれて、楽しくやってるんだろうなあ。

そんな亀助の洞察力のおかげで、千代の言うところの千代の友達の恋バナが、実は本人のものだったと(千代以外の)奥向きの皆に知られるところとなってしまい、これから一波乱ありそうな加野屋、というか白岡家。
ヨロヨロの新次郎さんがいいですねえ。
縁談の話が出た時はブスーッとしてるだけだったけど、今は心までしおしおです。
可哀想に(笑)。

自分では上手く言葉で表現できなかった千代の感情を「初恋」と言い当てたのはのぶちゃんでしたが、のぶちゃんの「初恋の知識」はおそらく本からのもので、で、明治時代の「初恋」と言われて真っ先に思い浮かぶのは島崎藤村。
「まだあげ初めし前髪の」から始まる有名な詩ですね。

藤村が「初恋」を書いたのは明治29年で、偶然にもドラマの現在の年と同じでした。
だからこれはまだのぶちゃんは読んでなくて、でも「初恋」というタイトルの小説は、ツルゲーネフの他にもどうやら既に出版されていたらしい。
調べてみたら嵯峨の屋お室という作家が明治22年に小説「初恋」を発表してて、もしかしたらこういうものをのぶちゃんは読んでいたのかもしれない。
ツルゲーネフも読んでたんでしょうかねえ。
ていうか、「初恋」って言葉はいつ頃から普通に使われていたのか、ちょっと気になってきました。

それはそれとして、藤村の「初恋」の重要アイテムは、実はリンゴ。
千代の初恋とまるかぶりで、東柳さんとの場面はこの詩をモチーフにしたのではないかと想像してしまいます。
ただ、あんなにザクッとリンゴを縦に切ったり、皮を剥き剥きしたり、刃物がフィーチャーされる物騒な詩ではありません。
前半だけだけど、こんな綺麗な詩です。


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


刃物が絡んじゃったから、千代の場合はここまで綺麗じゃないけど、でも林檎が取り持った仲ですもんね。なんだか甘酸っぱくて良い感じです。
初恋アイテムがパチパチはんだった母親のあさとは違う(笑)。
いや、そろばんはそろばんで素晴らしいんですけどね。
あさが最も欲しがってたものをプレゼントした新次郎さんはナイスでした。

でも、母娘で全然違うんだなと思いました。
共通してるのはどちらも赤色で、どちらも初恋の人と結婚できること。
そろばんでもリンゴでもなんでもいいよね、それぞれに合った形で幸せになれるなら。
千代は母親に対して長年イケズだったけど、根は優しい良い子なので、あさ同様幸せになってもらいたいです。
東柳さんが今のところ新次郎さんに負けず劣らず優しそうな人なので、その辺は大期待して今週を楽しみたいと思います。




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by teri-kan | 2016-03-07 12:00 | 朝ドラ | Comments(0)
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