BBCの「戦争と平和」

「マスケティアーズ」の流れで見てるんだけど、「戦争と平和」ですからねえ。
マスケの明るい冒険活劇から気持ちを切り替えるのが上手くいかなくて、しばらくどんよりしたロシアの天気のようにどんよりと視聴しておりました。
仕方ないことではあるが、爽やかさは一切ない……。

原作は読んだことなくて、知識としてはオードリー・ヘップバーン主演の映画のみ。
でも彼女が何をしたか全然記憶にない。
覚えているのはヘンリー・フォンダ(ピーター)が戦争見学してたことと、モスクワの荒れたからっぽな光景と、悲惨極まりなかったフランス軍の撤退風景。

あ、ナポレオンはよく覚えてる。
すっごく「らしい」顔してましたよね。
あははー、ナポレオンだーって感じの。
ドラマのナポレオンとは全然違ってた。
ドラマは「あれがナポレオンですよ」と言われなきゃわからない感じ。

映画は当然のことながらお金がかかってて、でもこのドラマも負けてません。
戦争シーンは力入ってますね。
この作品を映像化するということはそこをしっかり描かなければダメで、BBCは馬の数もケチってなかった。
街並み、建築物、室内調度、そういうところもきちんとしているのが、さすがBBCです。

にしても、貴族なんてどこの国もダメダメだけど、ロシアのダメさ加減ときたらなんだろう。
ホントに心底「ダメだこの人達」な気分にさせられちゃうんですよね。
多分屋敷の中と外の気温の差が激しすぎるからだと思うんだけど、農奴と貴族の差の大きさが、農奴の実態を画面に出さなくてもわかり過ぎてしまうのが辛い。
薄い絹のドレスを見るだけで結構腹立ってくるというか(笑)、これは映画を見た時も思った記憶があるんだけど、「極寒の地で農民から搾取して自分達は暖かいお屋敷で薄着かあ」と、可愛いオードリーにさえ「うーん」な気持ちになったものです。
今回もドラマを見ながら、ほんまこいつらどうにかならんのか、です。
ニコライの馬鹿さ加減とか、あああーもう!な気分。

そんな社会に鬱々としたものを感じて、生きるのに苦しんでるのがアンドレイでありピエールであるという、本作の主人公達。
小説のあらすじを確認するだけでもドラマのダイジェスト風味あふれるスピード展開には驚くばかりだけど、そんな展開でも、「ああ、これは時代を越えて読まれる人達のお話かも」と、彼らを見てると思えたりする。
彼らの苦しみは普遍的なものですね。
生きている限り抱えざるをえない、若者の苦しみです。



マスケのような爽快さや愉快さは皆無だけど、さすがしっかりしたドラマではあります。
ロシアの大地は美しい。
美しさと、厳しさと、その在り方はあまりに素朴で、でも人間は別。
厳しさが勝ちすぎて醜悪になりがちで、ヨーロッパになりたい、フランスの真似上等!だけど、それはロシアにとって幸せなことではなかったかなあ。
うーん、「こんなだから革命がー」な気分になって、ロシアものはどうしても鬱々としてしまう。

やっぱり爽やかさ皆無。




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by teri-kan | 2016-10-11 14:23 | 海外ドラマ | Comments(2)
Commented by 4703 at 2016-10-12 02:36 x
おこんばんわ

夜行性では、有りませんが…
ついつい、秋の夜長のロングロング居眠り😪
さぶっ!って感じで、起きました。
急に、さぶ(寒い)なりましたね。
お体、気を付けてくださいね。

戦争と平和

アトスファンの方には、申し訳有りませんが
なんか、ちーとも、面白く、なく、
つい、ゴロンっと、横になったら、寝てしまい
なので、次回、どーしよーって感じで
なんと、言いますか、
ドロドロ系は、
性に、合わず…
あれを、見てからは、爽やかな月曜日を迎えられず、困ります。
マスケティアーズの、ような、スカッとするような、ドラマは、無いんでしょうかね?
Commented by teri-kan at 2016-10-12 15:19
4703様、こんにちは。

アトス大活躍でしたね。
決闘に負けたり、いかさまカードで嵌めたり。
わっるいヤツでした。

まあ、面白いかと言われたら……微妙ですよねえ。
爽やかな月曜日を迎えるにはちょっと重たい内容です。
思えばマスケが特殊というか、爽やかさと陽気さと真面目さのブレンド具合が絶妙でした。
イケメンが軽やかに大活躍!スカッとスッキリ!といったドラマって、案外貴重なのかもしれませんね。
海外ドラマに詳しくないのでよくわかりませんが。

夜はもう寒いので冷えないように気を付けて下さいね~。
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