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「マスケティアーズ」の舞台裏

シーズン1のDVDを無事見終わったので、特典映像についての感想をば。
やっぱり素敵だなとか、やっぱり面白いなとか、思うこといろいろでした。






・トム・バークは素敵

四銃士のコメントはどれも良かったけど、興味をそそられたのはアトスのトム・バーク。
素敵でしたねえ、乗馬の素晴らしさのたとえ方が。
「きれいな川を泳いでいるよう」
美しい表現に心がときめいてしまいました。

ブートキャンプと銘打った銃士になるためのトレーニングを四人一緒に一週間行ったのだけど、トム・バークは「ブートキャンプ=軍隊訓練」の図式がどうやっても頭から離れないらしく、何度もそのことについて語ってるのがおかしかったです。

嫌いなんですね、訓練。
他の三人はそうでもなさそうだけど、彼は肉体派ではないんだな。
ドラマを見ていても「そうだろーな」って感じだったけど、ホントにそうだったようです。

アラミスが鍛えるのが苦にならない人なのは「トランスフォーマー」のムキムキで証明済みだし、ダルタニアンは見るからにキレがあって運動神経に自信がありそうだし、ポルトスはあの体で鍛えるのが嫌いとか言われたって信じられないし、四人の中ではアトスだけが肉体的な意味でタイプが違うようでした。



・自然体過ぎる

ルーク・パスカリーノの驚きの服装センスが見られる特典映像なんですが、本人もカメラの中で言い訳してたから、別に色彩音痴なわけではなさそうです。
でも、それにしたって自由すぎる格好です。
自分の部屋の中じゃないんだからって、ちょっと思ってしまったですよ。

四人一緒に語ってる場面では、これまたアトスが超自然体で、なんなんでしょうね、あのだらけ方(苦笑)。
他の三人だって十分リラックスした体勢なのに、アトスはリラックスを越えて、これまた「部屋の中じゃないんだから」って言いたくなるほどのだらけ方。
カメラが自分に向いてるとか全然関係ないんだな。
あれが彼のスタンダードなのかもしれん。



・個性に合わせたコスチューム

そう、革です。革が命のマスケティアーズ。
アラミスの制服はエレガントで官能的なイメージで作ったから、柔らかい革で丈も長め。
うんうん、そうだよね、アラミスの衣装はやっぱり色男仕様なんだねと、大納得の衣装担当者のお言葉でした。

アトスは厳格さを出すために丈夫な革。
こちらもなるほどなるほど。
王妃と王太子にうつつを抜かすアラミスと苦言を呈すアトス。
お洋服もそのまんまということです。

といっても、厳格な衣装の中にいるのはぐだぐだのアル中なんですよね(笑)。
アトスはギャップがありすぎです。

あ、あのマフラーはそういうことだったのかな。
マフラーというよりも、雰囲気的に襟巻きと言った方が個人的にはしっくりくるんだけど、あの厳格な革の制服になぜか合わせられているアトスの襟巻き。
素朴と言っていいようなあの襟巻きを革に持ってきた理由、実は結構真面目に知りたかったんですよ。
衣装担当さんのコメントで出て来なかったのが残念だったんだけど、アトスという人のギャップとか矛盾とかそういうのを表してると言われたら、案外納得できるかもしれない。

襟巻きのアイデアの出処が知りたかったなあ。

アラミスが柔和な色男仕様の制服で、アトスが伯爵という出自を見せつつも、柔らかさも感じさせる襟巻き装備とくれば、ポルトスは凝った作りの賑やかな制服。
時々バンダナを巻いてるのがそんな制服と良いバランスになってます。
衣装は派手だけど実務的に優れてる感じが出てるかな。
使える男、頼れる男って感じ。

ダルタニアンはシーズン1なので見習い銃士っぽくいたって簡素な革。
彼については物語が進むにつれ制服がグレードアップしていくのが見どころではないかと思う。
シーズン3なんか超立派ですもんね。
隊長の衣装とは別の意味で出世を感じさせられます。



・爬虫類は悪の系譜

手を叩きたくなったのは枢機卿の衣装コンセプト。
爬虫類のイメージなんですってよ。
ロシュフォールにトカゲを感じた私は間違ってなかった(笑)!

悪役はトカゲ系なんですね。
銃士の敵は爬虫類。

確かにそう言われて眺めてみれば、枢機卿のお衣装は枢機卿という聖職を忘れてしまいそうな程わるそーな型押しの黒い革。
あれで十字架がどーんと正面に居座ってるんだから何の冗談かって話です。
彼の本性は十字架ではなく凶悪な黒いウロコ。
ロシュフォール同様、禍々しさを感じます。

まあ、ロシュフォールが青光りする小型のトカゲなら、枢機卿は大型のワニですが。
コモドオオトカゲでもいいかもしれません。
鎧ガッチリで、歯が立たない感じ。
下手に手を出したら食いちぎられそう。
アデルを失ったアラミスは痛い失敗をしましたね。
やはりあれには手を出すべきではなかったー。

枢機卿に関しては、実は黒い革の衣装よりバッサバッサのマントのイメージの方が強くて、あれは話が違えば悪の帝王の格好でしかありませんでした。
禍々しさもあるけれど、それよりも威厳。
品を感じさせるカッコいいマントさばきが印象的でした。

枢機卿役のピーター・カパルディ、インタビュー映像がちょっとだけありましたが、知的な雰囲気で素敵でしたね。
国のために身を粉にして働いたのに、王太子誕生を見ることなく逝ってしまって残念無念。
シーズン1を通して見て改めて思ったことだけど、枢機卿フォーエバー。
爬虫類系の大物として、黒光り麗しい悪者でした。



ところで、3月3日からhuluでシーズン3が始まるとかどうとか。
やっぱりNHKよりこっちが先かー。
うーむ、ドキドキのhulu初体験(笑)。

テレビで皆が一斉に見て一斉にキャーキャー盛り上がる、というのができないのは残念ですが、NHKまで待てませんね。
しょうがないので静かに楽しもう。



Commented by kikuzo at 2017-03-01 12:11 x
特典映像まで見られたのですね!
まだそこまで届かないのですが、インタビューはYouTubeなどでいくらか見ましたが、確かにトムさん、自然体(^^)
キャストのインタビューって面白いですよね。
個人的にはルーク・パスカリーノとサンチャゴさんの私服のセンスが非常に気になりました…。
枢機卿のマントはカッコ良いです!
DVDで改めて見ると、枢機卿がかなり苦労していて悪役とはいえなんか気の毒になってきました。悪役=爬虫類は面白いですね。同じ爬虫類でもやはり枢機卿の方が大物っぽくできてるあたり衣装さんも素晴らしいです。
シーズン3始まるの、知りませんでした!
Hulu解約しようかなーと思っていましたができない…´д` ;
しかしHuluで放送されるならNHKさんもきっとやってくれますね!
Commented by teri-kan at 2017-03-02 11:24
kikuzo様、こんにちは。

>キャストのインタビューって面白いですよね

面白いですねえ。
特にトム・バークは面白かったです。
私服のセンスは、うーん、皆それぞれといいますか、容貌が良い人は身につけるものにあまり頓着しないんですかねえ。

>枢機卿がかなり苦労していて悪役とはいえなんか気の毒

いろいろ策をめぐらせてる割には報われてないですよね。
ことごとく邪魔してるのは銃士隊だけど(苦笑)。
だから利害が一致してる時はすごくいいんですよね。
時に見せる協力関係には心が湧き立ちました。

>しかしHuluで放送されるならNHKさんもきっとやってくれますね!

期待したいですね!
Commented by 4703 at 2017-03-03 07:11 x
以前、放送されてた時は、
アラミスの男前さに、見とれ、
余りの興奮で、隅から隅まで、しっかり見ていなかったから、落ち着いて見て改めて感じたことは
ダルタニアンの衣装とか、
ずだ袋被った感じから少しずつ、カスタマイズしていった感有り、コンスタンスも、胸元、バッチリ見える、セクシー衣装、目のやり場に困り(シーズン1、2の時は、人妻)だからか?ヘアスタイルも、ちょっと、おばさんぽいような……
アトス、アラミス、ポルトス、ダルタニアンも、若いし、小綺麗で、きゃしゃな体が、段々と銃士らしくガッチリしてきて、
アトスファンでは、無いけど、あの、ギャップは、若干、母性本能特くすぐられたな、
やっぱり…アラミスの後ろ姿は、最高❗
背中で、フェロモン出しまくり…ええわぁ
散々、今まで、アラミス押し、やったけど、
でも、現実なら、ポルトスかな?
人生で、脱線しそうなになった時は、優しく見守
そっと軌道修正してくれそう…
後の三人は、いつも、ハラハラドキドキで落ち着かん❗
って言いながらも、アラミス ラブ❤
シーズン3
我慢しきれず、チラ見したけど、
ちょっと、ちょっと、一体全体、どーしたの?
あの、爽やかな、ダルタニアン青年は、何処へ?
皆、どっかの牢獄に、収監されてたの?
すっごい、いかつくなって、メイクも濃いし、
誰が悪役か、わからん
アラミスなんて、なんかさ、
急に、エロく見えたり
いきなり、オッサン臭してきそーで、
シーズン3は、
今までの感じでは、無さそうなので、
心の準備が、入りそうです。
Commented by teri-kan at 2017-03-03 11:09
4703様、こんにちは。

四銃士は皆それぞれホントにカッコいいですよね。
現実ならポルトスってのはわかります。
後の三人は見て楽しむに限る。

>背中で、フェロモン出しまくり

これはまさしくその通り~。
肩甲骨から腰のラインですよ!
アラミスの背中はホントに素晴らしいですね。

シーズン3、チラ見されましたか。
私は映像は可能な限り耐えたのですが、かなりこれまでとは違うようですね。
画像を見る限りでは確かに皆さん、いかつくなってるのかな?
ダルタニアンも大人になったということでしょうか。

悪人風になるのは別にいいんだけど、「オッサン臭」はイヤだなあ(笑)。
エロいのは歓迎。
まあ、期待外れに終わっても、それならそれで今後制作されなくても未練を持たずにすむということで、とりあえず前向きに見てみようと思ってます。
楽しめるものだったらいいですね。

いよいよ今日から配信ですが、3月は忙しくなりそうなので、きちんと見られるかどうか、実はそっちの方が心配なのです。
DVD発売と重なるなんて、ちょっとどーよな気分になってます。
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by teri-kan | 2017-02-27 10:36 | 海外ドラマ | Comments(4)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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