ありがとうコロンビア!!

物議を醸しています、日本VSポーランド。

グループリーグの3戦目でこういった手打ちをすることは結構あるのだけど、さすがにそれは両者で勝ち点1を分け合って、おたがい仲良く勝ち抜けようね、って場合がほとんどで、片方が負けていて、しかも他会場の成り行き次第では敗退危機もあるのに時間潰しというのは、さすがにちょっと例がない。

というか、こういう状況に置かれたパターンが過去に存在するのかどうかもわからない。
フェアプレーポイントが導入される前は、おそらく得失点差や総得点で決まらない場合は抽選をしてたと思うのだけど、さすがに抽選にゆだねるくらいならリスクを負って攻めに出たと思うから、今回のような状況で試合の終盤を殺した例は、ホントのホントに今回が初めてだと思います。

んー、まあ、フェアプレー万歳?
この件についてはイタリアの議論が面白くて、カードの枚数で決めるのは審判によってカードを出す出さないの判断が違ってくるからアンフェアだって論調があるらしいのだけど、日本とセネガルの場合は、確か第2戦の試合だけを見てもセネガルの方がイエローが多かったと思うから、とりあえずイエローの数で決めたことへの不公平さはなかったのではと思います。

個人的には結果が全てだと思ってるので、これでよし。
セネガルが追い付いて日本敗退なんてことになってたらボロクソに言いますけど、そうならなかったのでオーライ。
非難が起こるのはわかるけど。
でもこの作戦が失敗したら今以上の批判を浴びて史上最低監督の烙印を押されかねなかったですからねえ。
そんな目に合いたくないから普通あんな決断はしないと思うんだけど、まあそれをやっちゃったということで、結局腹をくくった西野監督の勝利ってことになるんでしょう。

そんなことよりも、スタメン6人替えが失敗だったと思います。
ベスト8を本気で目指してるからだと言われればそうだけど、機能してなかったもんなー。
ボールを持ってる選手にフォローに行かないし、武藤と宇佐美はボール持ち過ぎ。
ハンパない暑さを考慮するにしても、ポーランドがそこまでたいしたことなかったのを思えば、もっと出来が良くなければいけなかったと思います。

ただ、やはりこれも結果論だけど、多くの選手を休ませることができたのは良かった。
南アフリカ大会のパラグアイ戦は固定化されたメンバーがヘロヘロで戦ってたけど、今回はもう少し戦えそう。
パラグアイより今回のベルギーははるかに強いですが。

うーん、ベルギー……。
どっちかというとイングランドとやりたかったなあ。
ベルギーよりイングランドの方が弱いからというより、イングランドとやる方がなんとなくワールドカップのお祭りって感じがするから。
日本ってヨーロッパの優勝経験国とまだワールドカップで当たったことがないんですよね。
どうやら今回も当たれそうにないから、その夢はまた四年後ですね。



ま、そんなこんなの日本のグループリーグでした。
初戦と第2戦で褒められてた分、第3戦で世界中からボロクソに言われるのが切ないっていや切ないけど、別に対戦相手を怪我させたり審判を欺いたりしたわけじゃないんだから、普通に堂々としてればいいと思います。
それまでに稼いだ勝ち点4をめいっぱい活用した戦いぶりと思えばいいのです。

代表の成績は国の歴史として残るので、本当に結果なのです。
30年後、あるいは50年後に過去のデータ表を見た時、2018年の結果がGL敗退で終わってるか、はたまたベスト16、ベスト8と刻まれているのかで、確かに大きく違いは出てくるのです。

みっともなかったけど結果オーライ。
当たって砕け散るなら決勝トーナメントでよろしく。

そして、ありがとうコロンビア。
コロンビアが日本戦で早々に退場になってくれたからあの試合でコロンビアに押し込まれなかったし、押し込まれなかったからファールで止めたりカードをたくさん出されたりなんてこともなかった。
勝ち点3もきっと取れなかった。
コロンビアは日本にとって鍵というだけでは足りないほどのチームでしたね。

イングランド戦で良い戦いをしてくれることを願ってます。
ハンドをしちゃった選手もこれで安泰でしょう。
よかったよかった。




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by teri-kan | 2018-06-29 23:33 | 2018ワールドカップ | Comments(2)
Commented by まるさん at 2018-07-01 09:57 x
 日本が、決勝Tに進めて、本当に良かったですね。それは素直におめでとうと言いたいです。
 翌日に、最後の「ボールキープ」に関して、喧々諤々になってて、少し気になってコメントしてしまいました。殆ど、サッカーの知識がないので、判りませんがこちらの記事を見ると前例がない、という事が良く判りました。
 テレビのコメンテーターが野球の敬遠を例に引いて、これはルールの中の戦略なんだからいい、とか、いや、これは将来への負の遺産にしかならない、とか。あのプレーに対して、イエローカードを出すべきだなんて言ってる人もいましたね。その騒ぎを見ているだけで笑えました。

 私は基本的に、こういうケースは結果が全てだと思う。綺麗に勝てれば一番いいけど、そうでなければ、あらゆる手段で勝つ事も必要ではないか、と。
 ただ、「筒香が敬遠されて、DeNAが最下位になったと怒り狂ってた人間が言っても全然説得力ない」と言われていますけど(笑)
 個人的には、まだ、W杯を見れるのがうれしいというのが、本音です。それにしても、少しサッカーの勉強しないとつまらないんですね。頑張ります。
 こちらの記事では、サッカーの面白さをご教授頂いている思いです。またの更新楽しみにしております。
Commented by teri-kan at 2018-07-02 01:08
まるさん様、こんばんは。

>私は基本的に、こういうケースは結果が全てだと思う。綺麗に勝てれば一番いいけど

まさしくその通りで、あの状況で点が取れるなら西野監督だって取りにいってたと思いますが、如何せんあの時の日本は得点するよりも失点する可能性の方がはるかに高く、どのパターンが一番決勝トーナメントに行ける確率が高いか、その判断を冷静に下しただけの話だと思います。

負けてもいいから潔く、というのは、滅びの美学が大好きな日本人が言うとシャレにならないところがあるので、あまりそういうことは個人的には言いたくないというのもあります。
国内でおさまる話……例えば高校野球だと潔く負けた方をこそ日本人は称えたりしますけど、国際大会でそれはただの自己満足で終わることもあるわけで。

イタリアの一部メディアが、日本のとった戦術は理解できるが、百戦錬磨のイタリア代表ならあからさまな時間稼ぎと見られないようにもっと上手くやった、というようなことを言っていたそうで、私も「結局そういうことなのだな」と思いました。
ようするに日本はまだ国際大会で経験不足だと。
もしかしたら次の試合でブーイングを受けるかもしれないけど、それも含めて貴重なW杯での経験。
選手には頑張ってもらいたいですね。

>少しサッカーの勉強しないとつまらないんですね。頑張ります。

頑張って下さいと私が言うのも変ですが、サッカーはスポーツの範囲内に収まらない面白さがあるので、いろいろと知ることは確かに楽しいです。
日本のあの戦い方だけでも世界中でいろんな反応が出る。本当に面白いです。
イタリアの意見とか、メディアの一部とはいえ勝利至上主義のイタリアらしいなあと思いますし。

しばらくW杯の記事が続くと思いますが、おつきあいいただけたら嬉しいです。
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