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人見絹枝物語

大河ドラマ「いだてん」でアムステルダム・オリンピックが行われました。

アムステルダム・オリンピックといえば、広島人にとっては日本人初の金メダリスト、地元出身の織田幹雄なのですが、ドラマでは日本初の女性オリンピック選手にして日本初の女性メダリスト、人見絹枝がメインで話が進みました。

いやもう感動的で、見てない方は明日の再放送を是非見てくれ~って気持ちなのですが、うん、ちょっとストックホルム大会の四三さんと三島さんを思い出しましたね。
初参加の二人が現地で鬱のようになったこと、「初」のもたらすプレッシャーに押しつぶされそうになったこと。
まして人見は国内でものびのびと走れていたわけではありませんでした。
パイオニアは皆苦労するものですが、にしてもあの時代の女性であそこまでの覚悟で戦った彼女には、ただもう尊敬の念だけです。
素晴らしい人です。

女性は体が男とは違うんだからスポーツには向いてない、という言葉。
ドラマで何回か出てきてるんだけど、そういえば私が子供の頃は「マラソンは過酷だから女子には無理じゃないか」ということが言われていたような気がします。
だけど日本で人見の次に陸上女子でメダルを取ったのはマラソンの有森なんですよね。
無理なことは何一つないのだと、道を切り開いた方々に教えられ続けています。

ドラマで特に感動したのはぶっつけ本番で800mの出場を決めた人見に、野口さん(永山絢斗がやってる)や織田君(後の日本陸上界の父)達がレースプランを立て、腕振りの大事さを教えたり、レース中に大声をかけていたところ。
あれ、実際にそうだったのかな?
まあドラマの演出でもなんでもいいや。
とにかく感動した。あれは男も女もない、日本陸上の勝利だ。
その上で日本女性の勝利だし、人見の勝利だ。

さすが野口君。
この人も陸上界ではすごい人なんだけど、なんかもう日本陸上に貢献した名だたる人達の青春時代が素晴らしい。
陸上にかけた情熱が素晴らしい。
見ていてものすごく楽しい。



ドラマは関東大震災を境に第二部・田畑政治編に入っていて、水泳ニッポンがどのように出来上がっていったのか、今まさにその成り立ち部分をやってるところです。
陸上と水泳で何気に対立してるところがちょっと面白い。
うん、メダル数では水泳なんだよね、もう圧倒的に。
でも陸上はオリンピックの華だからね。
どっちも仲良くガンバレーな気分。

阿部サダヲの田畑政治こと河童のまーちゃんが面白いです。
にぎやかでせわしない。
舞台が主に新聞社、政治家も出てきたりして、下町の足袋屋や車屋がメインだった金栗四三編と比べると、かなりインテリ風味になってます。

時代はもう昭和ですからねー。
四三さんが初参加したストックホルム・オリンピックは明治だから、ドラマの最初の頃と比べると年月の長さにしみじみします。

これが遺作になった萩原健一の高橋是清がカッコよかった。
雰囲気がすごくある。
改めて惜しい気持ちがよみがえりました。
合掌。




by teri-kan | 2019-07-12 00:00 | 大河ドラマ | Comments(0)
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