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「ミルドレッド・ピアース」(1945)

ジョーン・クロフォードがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品。
のっけから殺人シーンで始まって、「一体どんなミステリー映画?」って感じだったんだけど、ただのミステリーではなかった。
こんな内容の映画だとは思わなかった。
これはかなり辛い。

この映画、古い作品の割には昔っぽい邦題がついてなくて、日本人にはとっつきにくいと思います。
調べてみたら、昔テレビで放映された時は「深夜の銃声」とつけられていたそうで。
うん、それなら昔の洋画っぽい。
でも映画のテーマ的には主人公の名前そのものがピッタリ。

洋画に邦題をつける場合って、日本は原題を時に無視してインパクトや雰囲気重視でいったりするけど、洋画のタイトルはテーマそのものを表すものが多いと思います。
「ミルドレッド・ピアース」も主人公ミルドレッドという人を語る映画でした。
彼女の生まれ、彼女の人生、彼女の価値観。
そして彼女の人生を支配する彼女の娘は、ある意味彼女の本質を反映した女の子。
この娘がホント、ねえ……。
娘がああいう風に育っていく過程は、いやー、ホント辛いわ。
あれだけ自分の人生を切り開ける女性なのに、娘に対しては支配し支配され合う関係しか作れなかったんだなあ。



画面が美しい映画でした。
ジョーン・クロフォードが惚れ惚れするほど美しく、昔の映画はつくづく目にいいと感心しました。
美女が本当の美女だ。
最後は「そうだったのか」と納得もできる物語で、良い映画だったと思います。

あ、主人公のメイド役の黒人の子って、「風と共に去りぬ」でもスカーレットのメイドをやってましたよね?
声としゃべり方にすごく特徴があるので、顔をボーッと見ててもすぐに気づきます。
ちょっとうれしい気分になりました。




by teri-kan | 2019-08-07 00:00 | アメリカ映画 | Comments(0)
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