無観客の紅白歌合戦 その2
2021年 01月 06日
今年も良い年であればいいと思いますが、とにかく、コロナ感染が収まらないのが、困ります。
それはとにかく、紅白は見ました。例年になく、歌のみを追求した良い出来だったと思います。それと、今年ブレークした若い歌手たちの実力が半端ではないので、それを聞くだけでも価値のある時間だったと思います。
昭和時代の「歌謡」は「歌謡曲」と「ポップス」(フォークとかニューミュージックとか名前は変われど同じ)
自作自演の曲を歌う人と職業作家に曲を提供して貰って歌う人に分かれていました。以前、言ったかもしれませんが、その頃は、その「自作自演」をとても高尚な物として捉えていて、テレビに出ている歌い手を低級とする風潮があったかもしれません。
例えば、松任谷由実さんやそれ以外のミュージックシーンの人々は、テレビではなくて、LIVE(コンサート)やラジオ放送を媒体にして、ファンと交流していたんですよ。ラジオ番組は、今で言うYoutubeみたいなものだっただろうし、実際に簡単に顔を出さない事で、彼らは自分を必要以上に大きく見せる事が出来ました。でも、今になって見ると、私は、その自作自演の歌手たちが、一部の本物を除いては、中途半端な自己満足で終わっていた様な気がしています。実際に、全てを自分だけでやろうとするのは、無理がありますから。
でも、七十年代にも今と同じように、アイドルや演歌歌手に楽曲を書き下ろしていた人は何人もいました。彼らは、プロの歌手に歌って貰う事で、曲の完成度がもっと上がる事を知っていたのでしょうね。これは今のJPOPにも通じる正しい在り方だと思います。
私は、昔のアイドルは、七十年代までは、それなりの見識があったり、大人だった様な気がするんですよね。特に歳を取っても、それなりに活動をしている人を見るとそう思います。
何だかまとまりが付かなくてすみません。こういう話になると妙に力が入ってしまいます。
またの更新、楽しみにしています。もっと、明るい話題で世の中が持ちきりになるような、そんな日々を待ち焦がれております。
>その「自作自演」をとても高尚な物として捉えていて、テレビに出ている歌い手を低級とする風潮があったかもしれません
紅白に出ないことこそ本物の証、みたいな感じでしたよね。
それが変わったのは80年代のエピックソニー系ミュージシャンの台頭だったように思います。
(個人的にエピックが好きだったので特にそんな印象があります。)
多分MTVのおかげだと思うんだけど、日本のミュージシャンも深夜とはいえミュージックビデオがテレビで流れるようになったのが大きかった気が。
こっちも情報を得るのがラジオだけじゃなくなって、ミュージシャンの活動方法も変わりました。
>昔のアイドルは、七十年代までは、それなりの見識があったり、大人だった様な気がする
山口百恵と松田聖子の入れ替わりくらいってことになりますかね?
たのきんトリオ以後とも言えるかも。
70年代は記憶もぼんやりしてるんですが、アイドルも大人っぽかったですよね。
今とは世相が違うので簡単に比較はできないけど、アイドルへの道がはるかに今は容易いので、いろいろとレベルに差はありそうです。
何にせよ、今年は明るく音楽を楽しめる年になってもらいたいですね。
とにかくコロナ収束!です。