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「どうする家康」のテーマ曲

ドラマ自体が従来の戦国大河と違ってるけど、音楽はそれこそ全然違ってますね。
戦国らしい勇ましさや猛々しさ、悲しさ、重厚さは皆無。
美しいピアノの旋律が軽やかな明るいテーマ曲です。

初回で聴いた時はビックリして、一体何を言いたい曲なのかなあと疑問でいっぱいだったのだけど、これはあれですね、神の誕生ですね。
多分、テーマは神君家康公なのですよ。東照大権現さま。
輝かしい神が生まれ出でる様を表してる音楽……なのではないかなと、今週の回で思いました。
当たってるかどうかは知らん(笑)。



ピアノの軽やかさが印象的ということで、雰囲気としては「おんな城主 直虎」を思い起こさせるんですが、ドラマの内容自体も今川の支配下にあるところから始まってるということで、この二つのドラマは何かと共通してますね。
テーマ曲が武骨ではなく洗練された感じなのも、今川の洗練や都会的な駿府の影響があるかなと思わされました。

直虎は女性でしたから軽やかなのも納得だったけど、家康が主人公でこの雰囲気というのはなかなか……。
まあ、従来の狸親父のイメージではいかないってことなんですね。
「どうする家康」の家康は「これ」ということで、うん、やっぱり神君かな。
神格化された家康、というか、家康の神格化されていく様、というか、ドラマのナレーションでも後世から語るといった形で家康を神として説明してるから、テーマ曲もそういうことでいいんじゃないかな。
そう思って聴くとそんな感じに聞こえてくるよ!



まあ、ドラマの今の家康は神とは程遠い白兎さんで、神というなら悪魔な信長の方が悪い方向のそれっぽい感じであります。
神というより魔王だけど。
家康は結果的に平和を実現させた神になるわけですが、どのようにしてそうなったか、なぜ自分を神格化させたか、神格化されたのか、信長とは違う、秀吉とも違う、二人の天下人の時代を経験して辿り着くところ、ということなんですかね。

ていうか、秀吉が今から不気味なのがちょっと……。
なんだかんだで信長は白兎のことがお気に入りで、魔王といえど不思議な安心感があるんだけど、ムロ秀吉は顔が、目が……目が恐いんですよ。

ピッタリだよね、普通の武士とは毛色の違う秀吉。
「麒麟がくる」の秀吉も顕著だったけど、行動原理が武士とは違う異質者の雰囲気、ムロ秀吉はありありすぎる。

あれに頭を下げるとか、家康って今更ながら辛抱の人だよねえ……。
神は一日にしてならず。
終わってみれば美しいピアノと共に生まれ出でる神だけど、ウサギは既に傷だらけよー。




Commented by sabertiger54 at 2023-02-10 16:10
こんにちは、teri−kan様。
「どうする家康」楽しませてもらっています。大河では無く歴史ファンタジーとして。紫禁城のような清須城とか毎回楽しませてくれますね(笑)
確かにポップなOPですね。「功名が辻」や「井伊直虎」のような女性らしさを感じます。ムロツヨシの秀吉は怖いですね。私には信長より怖い
かな。
昨年の鎌倉殿の時はteri−kan様のレビューがホント楽しみで月曜日が待ち遠しかったのですがさすがに家康は感想といっても書くことあまりないかもしれませんね。
でも1年間また、レビューを楽しませていただきに参りますね。今年もよろしくお願い申し上げます。
どうもコメントの書き込みがエラーっぽいです。読みにくかったら申し訳ありません。




Commented by teri-kan at 2023-02-11 11:54
sabertiger54様、こんにちは。

>紫禁城のような清須城

恐ろしげな城でした(笑)。どういうつもりかわからないけど、ここまで異世界感に満ち溢れてると文句を言うのも野暮な気にさせられます。
楽しんだもの勝ちなんだろうと思ってます。

>月曜日が待ち遠しかったのですが

ホントにありがとうございますありがとうございます。
こちらこそお世話になりました。
「どうする家康」はなかなか面白いけど、今のところ見たまんまのことしか書けないのでなかなか書けません。
これからに期待ですね。こちらこそよろしくです。

>どうもコメントの書き込みがエラーっぽいです

ここんとこ不具合が多いですよね。特にスマホで感じてます。
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by teri-kan | 2023-02-08 00:00 | 大河ドラマ | Comments(2)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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