フレッドとジョージ
2008年 10月 29日
優秀な兄三人の反動のように悪戯ばかりする子に育ち、特にパーシーの優等生ぶりに辟易したからか、どれだけ陽気に正道を外れるかが生きがいのようになっている。同じ趣向を持った人物が自分以外にもう一人いるのが双子の幸運なところで、おかげで卑屈にならずにのびのび育ち、よくロンが愚痴をこぼしている家の貧乏さもこの二人は明るく冗談にしているくらいである。
彼らの行動や発明品はアイデア豊富で機転がきいており、勉強は不真面目だが実際には兄達に匹敵するくらい出来のいい魔法使いと思われる。
双子はパーシーとなんだかんだで物語中でもよく会話をしており、小さい頃は普通に一緒に遊んでいたのだと想像する。7巻でフレッドを目の前で亡くした時のパーシーにそれが見て取れるし、彼の嘆く姿は悲痛であった。
フレッドが死ぬ必要があったのか、これは作者に問いたい箇所である。