メローピー・ゴーントの罪

何世紀にも渡って近親婚を繰り返してきたスリザリン直系の末裔。父と兄の暴力の中に育ち、惨めな生活を送ってきた。
彼女がマグルに魔法をかけて自分と結婚させたところからヴォルデモートの呪われた人生は始まっていたと言えるかもしれない。相手の意思を奪って結婚する方法がどれだけ魔法界でポピュラーなのかわからないが普通に考えたら酷い事である。相手が魔法使いならまだしもマグルならばその魔法が切れた時何が何やらわからなくて当然だし、全てを捨てて元の生活に戻りたいと思ったとしても責められるいわれはない。彼には彼の人生設計があったはずなのだ。捨てられたとしてもメローピーの自業自得としか言いようがないだろう。
ヴォルデモートの父親が性格の悪い青年だったのであまり問題にされないが、性格が悪かろうが意地が悪かろうがその人間の心を操作するようなメローピーのやり方には嫌悪感を覚える。結局ヴォルデモートに家族三人とも殺されてしまいリドル家にとっては災難だった。
なぜメローピーはこのような方法をとったのか。それほど好きだったからか、又はそれしかあの生活から抜け出せなかったからか。それともこのままではスリザリンの血が断絶してしまうと、体に流れる濁った血の怨念が彼女をそうさせたのか。
目的のためなら手段を選ばないメローピーはさすがにスリザリンの末裔である。哀れに思いこそすれ同情する気にはなれない。心をコントロールされ、結婚当時自分の意思を持ちようがなかった父、相手の気持ちを考えず偽りの愛を選んだ母。こんな二人の子供の誕生が祝福されるはずはないのだ。ヴォルデモートが全く愛を理解できなかったのは少なくともヴォルデモートだけのせいではない。
父と母から譲り受けたものが逆だった方がヴォルデモートの魂にとっては遥かに幸せだったろう。死に際にメローピーは余計な念をかけてくれたものだ。せめて容姿が美しくなければもっと違った人生を送れたかもしれないのに。
[PR]
by teri-kan | 2008-11-08 02:05 | ハリーポッター原作 | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 「レッドクリフpart1」(2... フィニアス・ナイジェラス >>