「火輪」の登場人物 敖祐(アオ・ユウ)

前竜王・祥の弟、広の叔父、白玲の恋人。

性格的に穏やかな上、気配りの出来る大人だったことから気弱い白玲の心を得る。しかし三ヶ所に分けられた真珠精のうち唯一人水晶宮に残された彼女は、既に次代の竜王・広の妻となることを定められている身であった。

白玲との間に出来た子の処遇は兄・祥の計らいで外部に漏れずにすんだが、祐自身はその後しばらく山に蟄居しており、水晶宮に戻ってこられたのは祥が病床についてからであった。
それも竜王の代行として政務につくため、広が成人するまでのことであり、兄の死亡後悩んだ挙句軍をあげることを決意、白玲を得るため竜王にならんと甥・広と戦った。

竜族の中には祐の側についた者も多くいたが、天界中が広を支持する中での戦いに勝ち目はなく、最後は竜王剣で広によって殺された。







三真珠のうち誰を水晶宮に残すかが問題になった時、一見選択肢は一つしかないように見えます。超怖がりの白玲がたった一人で他所に行けるはずがないからです。姉二人も妹を一人にしなければならないならせめて竜族のもとでと思ったでしょうし、重臣達もその辺は考慮に入れたでしょう。

でも一番の決め手は広が白玲を望んだからです。紅大人の台詞から推察するに、もし広が昱花と結婚したいと言えば、おそらく昱花が残っていたでしょう。
ようするにどういうことかというと、広はまだ子供で白玲に直にアタックできなくても、周囲に「自分が好きなのは白玲です」ってちゃんと明らかにしてるってことです。

で、この広の叔父はそんな甥の想い人を自分が大人なのをいいことに横取りしちゃうんですな。陰から彼女を見てるだけの甥をまんまと出し抜いて。
恋愛はまあ自由だし祐には祐の言い分もあろうが、私はちょっとそれってどうかと思っちゃいますねえ。

とはいっても子供まで作るつもりはなかったんだろう。祥も驚いていたけれど、祐も真珠精が妊娠可能だなんて思っていなかっただろうし。


実はこの人、イマイチ人となりを捉えるのが難しい。
甥の婚約者を寝取る度胸があったのかと祥に驚かれてるけど、それを言うなら軍をあげる気概まであったのかと驚くし、そもそもそこまでするほど白玲はいい女か?という疑問もあって、祐にとっての白玲はどんなだったのか、彼の前での白玲はどんな女だったのか、そこんとこ興味がありますね。

望みのない戦いに立ち上がるくらいなら白玲さらって二人で下界に降りてもよかったんじゃない?とか思いますしねえ。彼の覚悟の程度がどうもよくわからん。

二人の関係、もっと詳しく描いてもらいたかったな。
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by teri-kan | 2008-11-30 02:15 | 漫画(河惣益巳) | Comments(0)
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