奇跡を呼び込むもの

Jリーグ最終節で起こったジェフの逆転勝利はすごかった。
贔屓にしているクラブが最近ジェフと浅からぬ関係にあるので、とりあえずジェフの残留を願っていたのだが、0-2の時点でさすがにこりゃ無理だと諦めた。
それがなんと6分間に3得点で逆転成功、さらにダメ押し点を加え他会場の結果にも助けられ見事自動残留を果たしてしまったのだ。奇跡の一言である。

「6分で3点の逆転勝利」というと思い出すのがCL決勝のリバプール対ミラン。あれは0-3で圧倒的劣勢だったリバプールが怒涛の攻撃で追いつき、再三のピンチを防いで結局PK戦で勝利した試合だが、ジェフのミラー監督は実はリバプールのヘッドコーチを務めていたお方。偶然にすぎないが、それでも今回のジェフを見ていると何か不思議なものを感じてしまう。

同じCL決勝でもう一つ奇跡的な試合にマンU対バイエルン戦がある。ロスタイムで引っくり返した試合で、劇的というならあれほど劇的な試合はなかったが、にしてもこの試合といいリバプールの試合といい、プレミアのクラブは時々大一番でとんでもない奇跡的な逆転をやってのけることがある。そしてその奇跡を相手側のチームが理解するのは大変難しい。ミランは今でもあの6分間を説明できないし、おそらくバイエルンもそうだろう。個人的に見てもあの時はリバプールよりもミランの方が出来がよかったし、バイエルンが負ける理由もあの時間帯までは特に見当たらなかった。なので私は彼らを勝たせた得体の知れない何かを、もうしょうがないので「サッカーの母国の底力」と考えることにしているのだが、今回のジェフの戦いにちょっとそれが見えたように感じ非常に面白く思っている。ミラー監督がその辺のスピリットを選手に植え付けたのかなと。だとしたらこの先とても面白いなあと。

もちろん精神力だけで勝てるわけはない。そうならイングランドは国際大会でもっと優勝しているはずだし、勝つために高い戦力は絶対に必要だ。その点で実はジェフはまだまだ課題が山のようにあるのだが、それでも奇跡を起こすのに何が必要なのか十分に見せてくれたと思う。

とにかく面白い最終節だった。他人事ならば残留争いほど面白い物はないと、やっぱり思った今年のJリーグでした。
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by teri-kan | 2008-12-07 23:38 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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