「第三の男」(1949)

いわずと知れた不朽の名作。
光と影のコントラストがいい。夜の描写、暗い地下水道の映像が素晴らしく、モノクロ映画の美しさを存分に楽しめる。

いい映画だが大絶賛している父親なんかと比べたら、私はそれほどでもないというのが正直なところ。多分こういった手法の作品を既に見てしまっているからだと思うが、公開当時に観た人はそれはもう斬新に映ったのだろう。私が今見ても古いとは感じないのだからきっとそうなのだと思う。

実は最も印象に残ったのはウィーンの町並み。美しい建物のすぐ横が瓦礫の山というシュールな光景。
豪奢なアパートと崩れた建物、戦中と戦後、光と影。それらが同時に存在する当時のウィーンという街の特殊さにひかれました。
裏で何がうごめいているのかわからないけど、何も起こっていないわけはないと思わせるに十分な街ですね。この映画の主人公は、ある意味当時のウィーンだとも言えるんじゃないかと、見ていて思いました。
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by teri-kan | 2008-12-21 22:11 | イギリス映画 | Comments(0)
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