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カテゴリ:フランス映画( 20 )

「冒険者たち」(1967)

内容はそのまま冒険者たち、あるいは青春たち。
若者のキラキラ感とワクワク感と危うさと儚さが描かれた冒険物語であり青春物語。

主演はアラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラ、二人の女神にジョアンナ・シムカス。



今見てもいい映画なんだけど、公開当時はとても斬新でお洒落で多くの人を魅了した映画だったろうと思います。
飛行機のシーンもレーシングカーのシーンも良いし、洋上の船のシーンはホントに良い。
いい三人組なんですよ。
絶妙な関係性でしたね。

レティシアがマヌー(アラン・ドロン)に語っていたのが要塞の島に暮らす夢で、ローラン(リノ・ヴァンチュラ)に伝えていたのが彼への愛だったというのがねえ。
ローランが彼女の夢を知らないまま彼女の夢を叶えようとしていたというのが鍵だよね。
彼女の従兄弟の面倒を見てあげるローランからは、優しさと責任感と彼女への深い思いが伝わってくる。
ローランはホントに素敵。

マヌーは彼女を失った喪失感と夢(飛行機)のためにパリに戻るけど、でもローランのことがとても好き。
飛行機の飛ばし方がカッコつけててイカれてて、結局この性格が災いを招いちゃうんだけど、マヌーの若々しさは眩しいの一言だ。

いやー、アラン・ドロンの映画を見るたび思うんだけど、つくづくいい顔だしいい体だよね。
銃を撃つ姿が素敵ねえ。
アラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラがスーツ着て並んだら全然カタギじゃなくて、そりゃレティシアのおじさんも警戒するだろうって感じ。
この濃い二人にキラキラのレティシアの組み合わせが良いんですよ。
青春はキラキラでとことん危うくて、そして儚いんだな。



久々にこの映画を見たんだけど、昔とちょっと印象が違ってました。
途中かなり忘れてたせいもあるんだけど、青春が遠くなってるからかなあ。
良い映画なのは変わりないんだけど、昔はもっと単純に見ていたような気がしますね。




by teri-kan | 2019-08-05 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「影の軍隊」(1969)

ナチス支配下のフランスにおけるレジスタンスの物語です。
主演はリノ・ヴァンチュラ。
監督は日本では「サムライ」が有名なジャン=ピエール・メルヴィル。



レジスタンスのお話と言っても具体的な工作活動とか破壊活動が見られるわけじゃなく、1942~43年だからナチスは圧倒的にフランスを支配してて、同志は次々と逮捕・拷問・処刑されていく状況です。

見るからに苦しい。
先の希望はまだまだ全く見えない。

そんな状況下でレジスタンス活動をする人達の気概というのが、言葉にするのが難しいんだけど、熱く燃えるというのでは全然なく、むしろ冷静、冷徹、淡々。
でも感情はある。
おそらくすべきことをするといった感覚なのだと思うけど、命がかかってるので時に恐ろしいほど苛烈になる。

特に裏切り・密告に対しては……内輪の処刑シーンは壮絶すぎた。
やられるのが年配者じゃないってのが、これまた。
若者には未来があるのに!といったこと、善の側のはずのレジスタンス闘士にも通用しない。
ナチスは明らかに悪だが、レジスタンスはレジスタンスで血も涙もない戦いをしている。

……といった感じの映画です。
確かにナチスが悪いんだけど、ナチスから受けるプレッシャーによるレジスタンス内の緊張感がハンパなくて、なんかもうずっと緊張してるって感じの、そんな映画。

監督のメルヴィルは実際にレジスタンス運動に参加した人で、この映画はそうであるからこその彼らの真実ではあるのでしょう。
エンターテイメントって感じまるでありません。
苦しい映画です。



リノ・ヴァンチュラは存在感がすごいですね。
個人的には「モンパルナスの灯」のえげつない画商が印象に強いですが、他にも警察の役とか、そういうプロフェッショナルの威厳や説得力を力強く表現できる俳優さんってイメージです。
あと、シモーヌ・シニョレが良かった。
ラストシーンは、いやあ、それしかないかあとは思うものの、レジスタンスは苦しい。

酷い時代でしたね。
ああいうことがありえた時代だったというのが本当に苦しいです。




by teri-kan | 2019-08-02 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「死刑台のエレベーター」(1958)

恋人関係にある社長夫人と部下が共謀して社長を殺すも、アクシデントにより二人の計画がガラガラと崩れ流れていく、というフランス映画。
監督はルイ・マル。





あーいーそれはーかなしくー
by teri-kan | 2019-07-05 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「突然炎のごとく」(1962)

監督はトリュフォー。
主演はジャンヌ・モロー。
でも原題は「ジュールとジム」。
ジュールとジムの友人同士とモロー演じるカトリーヌの三角関係を描いた映画です。

感想は、「この人達おかしい」で終わらせるのもなんなので、かなり真面目に書いてみました。
愛は常に動いているものなのですね……。





あーいーそれはーくるしくー
by teri-kan | 2019-06-28 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「ロシュフォールの恋人たち」(1967)

「三銃士」関連でロシュフォールを検索かけたら必ず上位に出てくるタイトル。
ずっと気になってたので見てみたら、なんとまあ素敵なミュージカル映画でした。

色が素敵、洋服の色がとにかく素敵。
ロシュフォールの町の風景にピッタリ。
踊る色彩が映えに映える。

帽子が素敵。
普段使いであれはないわーってくらい派手でゴージャスだけど超可愛い。
とにかく素敵。

音楽がもうとにかく素敵。
この曲はこの映画だったのかーってのが何曲もある。

徹底して恋愛なのがさすがおフランス。
ありえない展開もミュージカルならいける。
明るくカラッとした町の空気感とピッタリ。

終わりの余韻の持たせ方もさすが。
町を出ていく人は恋人とめぐりあえない人達なのか、と思いきや!
最後の最後まで素敵だった。
さすがフランス映画。

いやー、良かったですねえ。
重々しさとか深い味わいとかそういうものはないけど、とにかく素敵。心地よい。
インテリアに例えるなら、立派な壺といった芸術的な調度品ではないけど、私室に一点置いておきたいようなお洒落で素敵な雑貨って感じ。
ホント心地いいんですよー。



監督はジャック・ドゥミ、音楽はミシェル・ルグラン。
「シェルブールの雨傘」コンビですが、個人的には「ロシュフォール~」の方が好き。
「シェルブール~」は見たのが昔すぎてイマイチ記憶が定かじゃないけど。

カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの美人姉妹が双子役。
「赤と黒」でジェラール・フィリップの相手役を務めた美人女優のダニエル・ダリューが双子のお母さん役。
美人の母子設定です。

脇を固める俳優も有名人揃い。
何気にえらく豪華です。

こんなに素敵な映画だったとは知らなかったなー。
いやはや、良い映画でした。
とにかく色が超綺麗!
お洋服見てるだけで楽しいです。





by teri-kan | 2018-12-19 10:00 | フランス映画 | Comments(2)

ヴァンヌから広島へ

「ダルタニャン物語」の第三部「ブラジュロンヌ子爵」を読んでるところなのですが、若い頃聖職者志望だったアラミスは、第8巻現在でヴァンヌの司教を務めております。
只今「地図と物語の照らし合わせ」にハマっているワタクシは、そんなわけでヴァンヌについてちょっと調べてみたのでした。





心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれ~
by teri-kan | 2017-06-14 14:40 | フランス映画 | Comments(0)

「ラ・セーヌの星」とチューリップ

このブログって日本以外の事だとフランスに関する記事が多いなあと、前々から過去記事を振り返って思っていたんですが、「マスケティアーズ」にハマって改めて自覚しました。
私はどうやらフランスが好きらしい。
少なくとも他のどの外国よりも。

まあアルセーヌ・ルパンが好きなので自然とそうなってしまうんですけどね。
実はルパンは私にとって理想中の理想。理想のフランス男。
女に優しい弱者の味方。
女たらしでありながら正義の人。
「マスケティアーズ」のアラミスは、だからまんまタイプ。
ハマってしまうのも、これはもう小学生以来そうなんだからしょうがない。
私はこういうのに弱いのです。(但しフィクションに限る。)

もう一つのフランス好きの原因は、まあベタですが「ベルサイユのばら」。
華麗な文化とドラマチックな歴史。ドラマチックな人間模様。
これに心惹かれない女子がいようかってものです。
なんだかんだでフランス史は面白い。

まあそういう感じで、この二本柱が私のフランス好きの基本かなあと考えたのですが、ふと思い出したんです。
そういえば「アルセーヌ・ルパン」と「ベルサイユのばら」のいいところを併せ持ったアニメがそれ以前にあったよなと。
自分は元々それが好きで、フランス好きの原点を求めるならむしろそっちの方だよなと。

そのアニメこそ「ラ・セーヌの星」。
革命期のフランスを舞台にした、とある少女を主人公にしたアニメです。

主人公は夜になると剣を持って悪と戦う花屋の女の子。
しかしその正体はフランス王妃の腹違いの妹。
本人それとは知らず権力を憎み、事実を知って苦悩するも、最後には和解。
和解っていうか、フランス革命だからね、王妃は断頭台へ、本人は姉の思いを胸にパリを離れる。
それがもう劇的。最後の場面は今でも忘れられん。
私はしばらくマリー・アントワネットには妹がいると思い込んでいました。

彼女には「黒いチューリップ」という義賊の味方がおり、それがまたイケメンの男子。
彼の正体がこれまた文句なしで、良い生まれなのに義賊、とことん正義の人という、おいしいところしかない男。

当時このアニメが大好きで、シモーヌ(主人公)には心底憧れたものでした。
主題歌も歌いまくってました。
「良いフランス男とは、男前で女に優しく弱者に優しい」という刷り込みは、アルセーヌ・ルパンを読むよりも随分前、「黒いチューリップ」からきていたのでした。
後に読んだ「ベルサイユのばら」で似たような人が登場して、「まるで黒いチューリップだー、フランスってこういう話がたくさんあるんだー」なんて思ったものでした。
黒いチューリップ、ホントに素敵だったんですよ。
女の子が憧れるのもしょうがないというくらい。

まあ今見たら、「え!?こんな絵!?こんな顔!?」ですが。
古いアニメですのでね、それはしょうがないです。
1975年ですよ、75年。
私が見たのは再放送ですが、それでも随分昔です。



ところで、「黒いチューリップ」で検索をかけると、デュマの作品が出てきます。
義賊の話ではないようですが、心惹かれるタイトルです。
アラン・ドロン主演の映画(1963)もあります。
デュマの原作を元にしていますが、だいぶ内容は変わっていて、こちらはホントに義賊の話。
解説には「フランス革命迫る動乱の時代を背景に、貴族を罰し庶民を助ける神出鬼没の快盗“黒いチューリップ”の活躍を描いたアクション」とあります。

「ラ・セーヌの星」はこれを参考にして黒いチューリップのキャラを作ったのだと思われますが、にしてもフランスにとってチューリップってなんなんだろうと思わされます。

「黒いチューリップ」の監督であるクリスチャン・ジャックがそのまた昔に監督した映画、ジェラール・フィリップの「花咲ける騎士道」の原題が「ファンファン・ラ・チューリップ」で、やっぱり「チューリップ」なんですよ。
「ファンファン・ラ・チューリップ」はもともとフランス民謡で、少年の武勇を語ってる歌らしいんだけど、でもやっぱりなんでチューリップなのかがよくわからない。
フランス人にとってのチューリップのイメージってどういうものなのか、ちょっと知りたいです。

花だけど男性と結びついてるんですよねえ。
男性というより男の子。せいぜい青年。
チャーミングな若者というイメージですね。
そんな男の子が戦ってるのが、なんでか知らないけど「チューリップ」。
一本でスッと立って、鮮やかだけど花弁がシンプルなのがイメージに合ってるのかなあ。

とりあえず言えることは、フランスには明るいチャンバラがあるということ。
弱者に優しい正義の戦いがある。
ひたすら女に優しい正義の男がいる。
時代背景が暗くても、だから陰鬱なだけじゃない感じになる。
ドラマチックで、やっぱりイキイキしてるんです。

これが今でもフランスがいいなあと思う理由の一つではあるかも。
応援したくなるフランス男です。
ルパンとかファンファンとか「マスケティアーズ」のアラミスとか、憎めない感じのフランス男はずるいなあと思います。
みんな大きな欠点を持ってるんだけど、愛嬌がハンパないんですよね。
この手の男は「俺の愛した女はみんな死んでいく」というパターンもあって、ますます応援しなきゃならない羽目になる(笑)。
やっぱりずるい気がします(笑)。




by teri-kan | 2016-06-15 09:06 | フランス映画 | Comments(0)

「地下室のメロディー」(1963)

出所したての老ギャングとチンピラ青年の、カジノの金庫破りのお話。
老いた大泥棒はジャン・ギャバン、若いチンピラにアラン・ドロン。
この二人がとても素晴らしい犯罪映画です。

描かれているのは徹底的に「老」と「若」。老獪と軽薄、重厚と軽快さ。経験豊富で幾多の修羅場をくぐってきたであろうジャン・ギャバンの渋さもいいし、アラン・ドロンが軽くて悪い子なのもいい。
二人の役割分担は至極もっともで、ギャバンの知識とドロンのフットワークの軽さの融合は泥棒行為にとても効果的なんだけど、でも結局は、
「若けりゃ一人でやっている」
ギャバンのこのセリフに尽きるんだろうなあ。

ドロンの仕事は若くなければ出来ないことで、彼は若い体にまかせて必死こいてカジノの地下まで辿り着くのだけど、その地下室で外から引き入れたギャバンのどーんとした姿には、なんか哀愁を誘うものがありました。
それまでキビキビと頑張ってたドロンを見てたからその落差に愕然。しかも札束をカバンに入れる動作が、動作が……遅すぎるー!
遅すぎてのろすぎて、でも本人的にはスピーディなつもりで、これが演技なんだからジャン・ギャバンすごいなあなんですが、ここはカメラもしつこいくらいにのろいギャバンをじっくり映してるもんだから、もうこっちはイライライライラ(苦笑)。早くカバンに詰めてさっさと逃げろー!って叫びたくなるくらいでした。

うまく作ってるなと思います。特に後半の緊張感はすごい。犯罪が成功するかどうかの緊張感と、ギャバンとドロンの間に流れる緊張感の両方とも。
あの二人の関係は仕方ないよなー。ドロンの心情はわからなくもない。
ただ、最後の手段は驚いた。フランス映画って一筋縄ではいかないラストを迎えるものが多いけど、この映画の終わり方もすごかったです。

嗚呼これが人生、って感じ?

でもドロン演じる青年は後々自分のこの行動を絶対後悔すると思うな。
あの遊び人がこれしきで真っ当になれるとは思えないし、何か金が必要になった時絶対後悔するに決まってる。100フラン賭けてもいい。

ていうかドロン、ツメの甘い悪党の若者役がホントーにピッタリだよなあ……。

この映画もドロンは最高に美しく、神が彫刻刀で彫り彫りしたお顔を堪能する喜びを存分に味わえるのですが、いよいよ地下室に突入するという場面、彼は目出し帽を頭からかぶってしまうのです。
「ああ、顔が隠れるう!」とショックを受けるも、目出し帽姿のアップが映って別の意味で大ショック。
目出し帽から覗くドロンの二つの目は、ありえないくらい美しく壮絶なのです!
確かに彼の瞳は美しくてシャープで影があって厳しくて力があるのですが、鼻とか口とか排除した目だけのドロンは本当にすごかった。

あの目だけで殺せるよねえ、ドロン、女を。
さすが(元)世界のハンサムだー。

ちなみに「地下室のメロディー」は音楽も良いです。
この頃のフランス映画はカッコよくてオシャレな音楽が多いですね。
モノクロ映像にジャズ、悪徳を描いた映画にジャズ、小難しい「これも人生」的な映画にジャズ。

オシャレだなー。
by teri-kan | 2011-11-04 16:15 | フランス映画 | Comments(4)

「男と女」(1966)

現在フランスのドーヴィルでサミットが行われています。
ドーヴィルと言われて思い出すのは「男と女」。
ダバダバダ~♪の歌声で有名な、とても素敵なフランス映画です。

夫を亡くした女と、妻を亡くした男が、寄宿学校に預けている子供を通じて知り合い、恋に落ちるという物語。
その恋自体をあれこれ語るのは野暮というか、理屈っぽく語れる映画ではないので、観てただ浸ればいいのだと思うのだけど、まあなんて言うかなあ、そこに男と女がいるから、と言いますか、いやあ、恋愛っていいですねえ。

フランス映画ってステキだなと感心したものでした。
大人の恋愛の描き方もだけど、この作品はとにかく絵的に美しくて、どのシーンを切り取っても美しい絵になりそうなくらいに良い。
今でも印象に残ってるのは白黒の場面かな。セピア色もいい色だったけど。んでもってその色の中の主人公二人がとても雰囲気があるんだ。
アヌーク・エーメはさすがの美しさで、ジャン・ルイ・トランティニャンはシブくて大人の男ーって感じで。

うーん、やっぱり素敵だ。すごく綺麗。



サミットのニュースを見てるとたまに海が映ったりするんだけど、映画でも最も印象的なのは砂浜の場面です。

やっぱり砂浜ですよね。
カップルには砂浜ですよ砂浜。若くてもそうでなくても。

本当に素敵な恋愛映画です。
by teri-kan | 2011-05-27 10:50 | フランス映画 | Comments(0)

「山猫」(1963)

ヴィスコンティの、イタリア統一戦争時代のシチリア貴族を描いた大作。

大変美しい映画で、豪華絢爛な貴族の館、舞踏会、シチリアの風景、何もかもが綺麗で、画面を観ているだけで目の保養になる。
目の保養といえばアラン・ドロン。クラウディア・カルディナーレも超キレイ。
とにかく何もかもが美しい。

そんな美しい映画は、時間が進むにつれじわりじわりと変化していく両シチリア王国の貴族社会を丁寧に描いて、それでも毅然としている主人公の内面と合わさって、なんとも静かなエンディングを迎える。
イタリア統一“戦争”とかいうけれど、お貴族様はこんな風に結構穏やかに追われていったんですねえ。

今年はイタリア統一150周年なのですが、この映画はちょうどその時期を描いた作品で、ガリバルディとか教科書でしか知らないような人も(確か名前だけだったけど)出てきます。
イタリアの歴史といえばローマ時代かルネッサンス期くらいしかTVでも取り上げられないけど、日本人にとってあまり知ることのできない統一運動時期のイタリアを手軽に知ることができる映画として、「山猫」は結構貴重なのではないかと思います。

しかし、こういう映画が作れるのって、やっぱりヴィスコンティだからなんでしょうねえ。
ヴィスコンティ家はイタリアでも有数の名門貴族ですが、時代から追われていく身のやるせなさは、わかる人にしかわからないものなのかもしれません。
特に主人公のように年齢もいっている人ならば。

一般庶民の若輩者には、おそらく完全には理解しきれないものだと思いますが、それでもこの映画を観ていたら、そういった葛藤や感情もなんとなくわかる。
それはやっぱりヴィスコンティだからこそなんでしょうね。
by teri-kan | 2011-01-17 01:56 | フランス映画 | Comments(0)