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カテゴリ:その他の映画( 43 )

「君の名は。」

真知子巻きの「君の名は」ではありません。
RADWIMPSの「君の名は。」。

ようやく見れたんだけど、大ヒットしたのも納得の作品でした。
絵は美しく、ストーリーは謎も含んで、爽やかで、みずみずしい。

余韻も深い。
年配者にも受けたというのがよくわかる。
十代の出来事は忘れるということ、年齢が上の人間は実感として知ってるのです。
忘れたことさえ既に忘れてて、でもそれを思い出させてくれるんですね、この映画。
映画は「忘れる」ということが象徴的に描かれて、時間的に普通じゃない忘れ方になっていましたが、でも感覚的にああいうものではあるのです。

初めて会った人なのに初めてじゃない気がする出会いというのは、単純に「前世で好き合っていた」というものではなく、「君の名は。」のようなパターンもあるのかもなんて思わせてくれて、とても楽しかったですね。
不思議な出来事だけど、素敵な不思議です。
悲劇を回避するためという理由づけもしっかりしてるあたり、よく出来たストーリーだと思います。





感想の続き
by teri-kan | 2019-09-04 00:00 | その他の映画 | Comments(0)

「炎の戦線 エル・アラメイン」(2002)

1942年10月から行われた第二次世界大戦のエル・アラメインの戦いを、敗北したイタリア軍の視点で描いたイタリア映画。
エル・アラメインと言われて思い浮かべるのは「ドイツのロンメル将軍が負けた戦い」という学校の世界史的なものだけでしたが、イタリア軍も大変だったんですね。

孤立無援の最前線が舞台で、結果的にここの部隊は壊滅してしまうのですが、その成り行きが同じ敗戦国だった日本人として辛い。
本国が前線の状況を把握せずに好き勝手なこと言ってるのはどこの国も同じなんだな。

日本は熱帯のジャングル地獄でしたが、砂漠もしんどいです。
灼熱の砂の上を歩き続ける敗走の列には言葉を失います。
そのイタリア兵の列の横を車で素通りするドイツ兵。
同じ敵を相手に戦ってる仲間同士なのに、思いっきりイタリア兵をバカにするんだよ。

イタリア軍が弱いというのはネタ的によく言われてて、ドイツ人が日本人に対して口にするジョークで「今度はイタリア抜きでやろうぜ」というものがあるけど、まあ、イタリア軍の戦いぶりにはドイツ的には思うことが多かったのかなあと、あのバカにするシーンでは思わされてしまいました。
ドイツ兵、思いっきりイヤな感じだったですけどね。

既に最初から戦況はかんばしくないんだけど、それがどんどん悪くなっていく感じが最前線の兵士の生活ぶりからわかるのが映画としての見どころかな。
静かな時と砲弾雨あられの轟音の差が結構きつい。
緊張を強いられる。

だれることのない映画です。
戦争はやっぱりだめだ。




by teri-kan | 2019-06-05 17:14 | その他の映画 | Comments(0)

「カメラを止めるな!」(2017)

去年とても話題になりました。
ゾンビ映画を撮ってたらホントにゾンビが出てきた!なのに監督はカメラを止めない!……っていう映画。

テレビで放映されたので見てみましたが、面白かったですねー。
楽しい作品でした。

ゾンビ映画なのでもともと見る気はなかったのですが、どうやらゾンビ映画というわけでもないらしい、ということで、頑張って鑑賞。
実は私はゾンビもホラーもスプラッタもオカルトも怖くてダメなのです。
でもそんな人間でもこの映画のゾンビシーンは見れる。
そりゃ血まみれだけど、いい具合にチャチだった。
それに真骨頂はその先にある。

というわけで、恐いの苦手って人にもオススメ。
メインはそこではないということで、首ポーンも血ドバーッも頑張ろー。



全体的な感想としては、映画作りって楽しいね!ってことかなあ。
皆で力を合わせて一つの作品を作るっていいね!という、極めてシンプルな感動が。
あと、テレビ創成期のような、生放送ドラマの醍醐味がそこかしこに。
笑いなしには見られません。
そして最後は爽やかな気分に。

人気も納得の作品ということで、やっぱりこういうのってアイデアなのかなあ。
やりようによっていくらでも面白いものが作れるんですね。
低予算で大ヒットってたまに聞くけど、こういう内容も評価もポジティブな映画は大歓迎。

ただ、画面が揺れるので調子の悪い人は見る時にご注意を。




by teri-kan | 2019-03-13 00:00 | その他の映画 | Comments(0)

「ワーテルロー」(1970) 

イタリアとソ連の合作映画。
よく考えたらなぜこの二国の組み合わせでこの内容なのか、ちょっと不思議。
なにげにキャストは豪華です。



ワーテルローと言われてただ単に地名のことだけを思い浮かべる人はいないでしょう。
ナポレオンの決定的な失脚がテーマの映画なのだと想像されると思います。

でも、実際はそれもちょっと違ってて、ホントにこの映画はタイトル通りの映画でした。
ナポレオンの失脚がテーマというより、ホントにワーテルローの戦い。
ワーテルローの戦いこそが主人公。

なので余計な(という言い方もなんだけど)愛だの友情だのの出てくる隙間はなく、ホントに合戦がメイン。
センチメンタルな気分になる暇もない。
両軍の指揮官が粛々と指揮をとり、粛々と戦いが行われていくのです。

で、その戦いのシーンがすごいのですよ。
まー、贅沢。
贅沢なことこの上ない。
CGなしでこれですよ。
ホント贅沢。

あれ、ソ連兵なんですね。
さすがソ連。
そんじょそこらのエキストラじゃない。
隊列も、まあ綺麗。
プロ中のプロが再現するワーテルローで戦う兵士。
いやー、すごかった。

正直それだけといえばそれだけだけど、それがすごすぎるのでそれでよし。
今では望むべくもない贅沢さを味わえる映画です。




by teri-kan | 2019-02-20 00:00 | その他の映画 | Comments(0)

「バラバ」(1961)

監督は「ミクロの決死圏」や「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャー。
主演はアンソニー・クイン。
でもイタリア映画。(言語は英語)

バラバはイエス・キリストの処刑と引き換えに赦免された男で、本作もイエスの処刑から始まります。




ひねくれてる感想
by teri-kan | 2019-02-18 00:00 | その他の映画 | Comments(0)

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」(2011)

仏・米・英・独、合作映画。

公開当時から「三銃士」なので気になってたんだけど、「飛行船ってなんぞや」と思って、なんとなく見ないままできていました。
このたびテレビで放送されたので録画して鑑賞。
楽しかったけど、いやあ、なんとも言えない映画でした。

これ、原題は「The Three Musketeers」で、ただの「三銃士」。
ダ・ヴィンチのダの字も入ってないんだけど、邦題に「ダ・ヴィンチ」だの「飛行船」だのを入れた気持ちはすごくわかる。
三銃士だけのタイトルだったら、観に来たお客さんに「違う!」って言われかねない。
それくらい、なんかもう、飛行船の存在がデカすぎでした。

まあ、ファンタジーですよねえ。
ありえない話なのでファンタジー。
とはいえ、もともと三銃士自体がそうだって言えばそうなので、こういうのもありかなあ。
いや、「あっていいのか?こんなこと!」って思うんだけど、んー、なんとも判断が難しい。
馬鹿らしいって言えば馬鹿らしいんだけど、妙にあの世界に馴染んでるんですよねえ、飛行船。
装備してる武器とかもホントありえないんだけど、銃士の皆さんも親衛隊の皆さんも、息するようにすっかり使いこなしてるというか、どうやって操縦してるのかという根本的なところもすっ飛ばして、理屈抜きですごい。

キャッチコピーは「伝説よりも、ハデにいこうぜ」なんだそーですよ。
ほんまわけわからんハデさでした。

そんな結構「はあ?」な映画なのに、絵は綺麗なんですよねえ。
セットも景色も美しくて、手抜きでないのが面白い。
リシュリューは肖像画のイメージにピッタリで、あの絵のリシュリューに我欲を付け足したらこんな感じだな!と思えるような風貌になっています。
この人、007のスペクターだったんですよー。
全然気づかなかった。
俳優ってすごいですねえ。

三銃士+1の4人のイメージは従来のイメージそのまんまって感じです。
ポルトスがちょっとカッコよすぎかな。
ダルタニアンはそうそうこんな感じ!って感じ。
アラミスは安定の男前。ルーク・エヴァンズはいい顔だ。
アトスもいいですね。
三銃士の皆さんは冒頭の仕事っぷりとか結構鬼畜で、BBCの「マスケティアーズ」の皆さんが良心的な善人に思えてしょうがなかったんですが、思えばこっちが本来の三銃士だったかもしれない。
本も読んでないのにイメージで言ってしまうけど。

この映画の三銃士って強気で強くていいんだけど、「マスケティアーズ」の三銃士はものすごく弱いところも抱えてて、かなりグダグダと悩んだりしてるのがいいなあと、ちょっと思ってしまいました。
ドラマと映画の違いってやっぱりあります。
映画はパッと打ち上げたドデカい花火みたい。
とことん派手でとことん華やか。
ミレディなんかすごいし。
内容はほとんどナイに等しいのですが、気楽に楽しむには良いです。




by teri-kan | 2017-01-12 16:56 | その他の映画 | Comments(4)

「ホビット 決戦のゆくえ」(2014)

「ホビット」三部作の3作目にして中つ国を舞台にした映画全6作の締めくくりとなる作品。
監督はピーター・ジャクソン。
スタッフ他出演者もお馴染みの方々。

では、つらつらと感想を。

帰る場所があるからこその旅
by teri-kan | 2014-12-17 13:46 | その他の映画 | Comments(0)

「ホビット 竜に奪われた王国」(2013)

「ホビット 思いがけない冒険」の続編。
「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚3部作の第2作目です。

ネタバレ大有りの感想
by teri-kan | 2014-03-10 11:19 | その他の映画 | Comments(0)

「天空の城ラピュタ」(1986)その3

TV放送があるたび感想を書いているような(笑)。
「ラピュタって実際には滅んでないよね」と言われたせいで、またいろいろ考えてしまいました。

確かにエンディングでもラピュタはプカプカ漂って生きてますからねえ。
あのデカイ飛行石の結晶が存在する限り、「ラピュタは滅びぬ。何度でもよみがえる」のムスカの言葉は、ある意味正しいのかもしれないとは思うんですよね。
まあムスカにとってのラピュタは「バルス」で滅んでしまってますが。

シータのペンダントの石がどうなったかよく覚えてないんだけど、あれって壊れたっけ?
壊れてなければそのまま海に落ちたと考えることもできるわけで、となれば「ウッカリ魚が飲み込む → ウッカリ人間がその魚を釣り上げる」ということも起こりえるわけで、二度と人の手には渡らないとは決して言えないんですよね。
それが数十年後か数百年後か、いつになるかはわからないけど、「珍しい石を手に入れたので石の専門家に見せに行く → 幻の飛行石発見と大騒ぎ → 政府関係者も交えて調査研究 → かつて政府軍が壊滅的被害にあった事実との照らし合わせ」なんてことも、もしかしたら起こったりするかもしれない。

事件を知る軍関係者の生き残りはロボットに破壊された基地に残っていた数名ってところだろうから、ラピュタに関する有益な証言はないに等しいけど、ラピュタ絡みで軍が大打撃を被ったことは歴史的事実として記録されてるだろうし、まあトップシークレット扱いだとは思うけど、後の世でもシータの飛行石が人間の手に渡ることがあるならば、ラピュタに辿り着けるか否かは別として、ラピュタが争いごとの原因になりうる可能性は高い。
呪文の効力はなくなったとしても、飛行石が飛行石である限りは。

うん、結晶化された飛行石がある限りラピュタは滅びないというのは、ある意味正しいと思いますね。



というわけで、そんな飛行石を作り出したラピュタ族が建てた王国について、ちょっと長々と考えてみました。
バルス以後もラピュタは浮かんで存在しているというのは、結構おもしろいことだと思います。

長々しいダラダラ妄想
by teri-kan | 2013-08-05 16:16 | その他の映画 | Comments(0)

「ホビット 思いがけない冒険」(2012) 

「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚と言っていいでしょう。
まだ若かりし頃のビルボの、タイトル通りの冒険を描いた作品です。
ギムリの父親、レゴラスの父親も登場するので、親世代の物語とも言えます。

「ロード・オブ・ザ・リング」同様三部作で、今作はその第1弾。
監督、スタッフ、キャストはほぼ「ロード・オブ・ザ・リング」通り。
世界観は全く損なわれることなく、更に豊かな中つ国を堪能する事ができます。
むしろ「ロード・オブ・ザ・リング」で描ききれなかった部分のフォローになっていると思えるほどの内容の濃さです。

例えば指輪戦争の際、裂け谷のエルフは中つ国のために何をやったんだろうって疑問、原作を読んでない人の中には思った人も多かったと思うけど、近辺のオーク退治に普段からいそしんでることがわかれば、あの時何もしてないはずがないことも想像つくのではないかと思います。
闇の脅威がまだそれほどではないにしろ、既にあちこちで兆候が現れていることも「ロード・オブ・ザ・リング」に関係大アリ。
とはいえまだ魔法使いや高位のエルフしか知りえない情報で、世の中は概ね平和、人々が日々暮らしていくのに特に問題はなかった世界だということ、しっかり味わうことができます。
その闇との関係については映画用に上手く変えて作っているなという印象ですね。

というか、こういうのまで組み込んでるから今回も三部作になるんだよね。
「ホビットの冒険」を映画にするだけなら3時間もの長編が3本も必要になることないんだ。
そもそも原作は快食快適生活を好むのほほんとしたホビットの、いろいろとやってることがことごとく上手く回っていく冒険を描いているもので、闇の脅威なんてそこまで大きくないのです。大体子供向けのお話だし、トーンはどっちかというとかなり明るめ。
でも映画はさすがに映画らしく作られていて、いやー、出だしこそちょっと冗長というか「これだから3時間もかかるんだろうなー」なんて思っていたものが、終わってしまえば「もう3時間?」って感じのスピード感。

うん、よく出来てました。
冒険とアクション、細かな感情と心の触れ合い、勇気とユーモア、父祖の代からの因縁と世界そのものの因縁。
やっぱりこのシリーズはいいですねー。
楽しめる要素が満載です。



ではここからはつらつらと感想&ネタバレ。

内容盛りだくさんなら感想も盛りだくさん
by teri-kan | 2012-12-18 11:09 | その他の映画 | Comments(0)