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スケートのこととか

・トリプルアクセルの紀平

いや、この子はトリプルアクセルだけじゃないのですが、これがまずすごいので触れないわけにはいきません。
失敗もあるけど基本安定していて、とてもクリーン。
ロシア勢に勝てる選手は貴重です。

特にジャンプがそうなんだけど、えらく動きにキレがあるというか、普通の女子の選手とちょっと体が違うなと思っていたら、なるほど納得の筋肉でしたね。
腕にも芯がきちんと通ってるような動きなんです。
あれだけ体がしっかりしてたら確かに安定するだろうなって感じ。
運動神経がかなりいいみたいだし、アスリート風味が強いフィギュア選手といえばいいのかな?

とても将来が楽しみな選手です。
グランプリファイナル優勝おめでとう。



・宇野はこのままではシルバーコレクターに

毎回銀メダルもすごいことなのですが、さすがに優勝したいですよね。
ネイサン・チェンも万全といった感じではなかったので、ミスなく滑れば機会はあったと思うのですが、ちょっと残念なグランプリファイナルでした。
試合に調子が合わないというのは辛いですね。

難しいプログラムなんだろうけど、ミスが多かったなあ。
個人的なイメージとしては宇野はあまりミスしない選手だったんだけど、きちんと全部揃えるというのは大変なんですねえ。

世界選手権は頑張ってほしいな。
ていうか、銀でも素晴らしいんだけど、金を取れる実力はあると思うので頑張ってほしい。



・月はソ

そういえば今年の宇野のフリーはベートーヴェンの「月光」ですが、先日「らららクラシック」でやってた月の曲特集が面白かったです。

月がテーマの曲は「ソ」の音が多用されているということ。
大地っぽい音の「ド」は主音、「ド」に対して「ソ」は属音。
地球は「ド」、地球の衛星である月は「ソ」。
へええええ~でした。

そう言われてみれば「ソ」の音は遠くへ抜ける感じがします。
なんとなくだけど。
多くの作曲家が月とくれば「ソ」という話は興味深かった。
解析すれば絶対何かあるんでしょうね。

月はソ。
音って面白いですねー。




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by teri-kan | 2018-12-12 00:00 | スポーツ | Comments(0)

「ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる」

片山杜秀著、文春新書。

タイトルのベートーヴェンはもちろん、バッハとワーグナーの音楽史上の価値を詳しく知りたい方には特にオススメのクラシック音楽の音楽史本。

カトリックのグレゴリオ聖歌という、修道士が歌う神のための音楽から、プロテスタントの讃美歌という信者が神のために歌う音楽が出来上がっていく歴史の流れ、神のための音楽が人間(王侯貴族)の音楽になり、王侯貴族のための音楽が金満市民の音楽に、更には中階層の市民も聴く音楽になっていく過程、その歴史の流れがとてもわかりやすく書かれている良作です。





神、王、貴族、ブルジョア、庶民、他人種、その次は?
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by teri-kan | 2018-12-05 14:56 | | Comments(0)

大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲

とにかく「どん!」ですよね。

題字がどん。
音楽がどんっ。
映像がどーん!
どん、どん、どん!

「5分で西郷どん」の音を聞いてびっくりしたんだけど、これはあれですね、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番です。
出だしの行進曲っぽいところはあの曲を思い出させます。

人生という名の大いなる旅路に踏み出した青年のための曲。
未来を期待させる曲。
そのための歩みを応援する曲。
とても好きなタイプの音楽です。

次に現れる旋律は、はっきりいってジュラシック・パーク(苦笑)。
何かの曲だとずっと考えてたんだけど、そう、あの壮大さは「ジュラシック・パーク」。
広大さを感じさせるのはもちろん、時を超えたものも感じられる。
西郷さんの人柄の大きさを想像させてくれます。
彼を育んだ薩摩の壮大さも。

その次は一歩一歩人生を進んでいく西郷さん。
いろいろあるよね、って感じの。

半ばを過ぎたところで一気に雰囲気は変わり、映像もそのままの奄美の海が。
ああ、そうだ、薩摩には海があるんだと、今更のように思わせてくれる場面転換です。
ここでヴォーカルが入るんだけど、あまりに雰囲気が変わりすぎて、ちょっと驚くと同時に、薩摩の幅広さを感じさせられる。
豊かですよね。
稲作に向いた土地ではないと聞くし、百姓の窮状はドラマでも描かれるけど、堂々とした威風の山と、美しい青の海と、「ああ、いいところなんだなあ」と、ここのパートはしみじみ思う。
西郷さんでいうと、彼の情の深さといったところでしょうか。
日本の体制についてとことん考え、実行に移した人だけど、政治家には収まらない、奥深さが感じられます。

最後は、西郷さんの成し遂げたことの大きさとその後の悲運を思いつつ、でもそれすらあの大きな体と人柄で包み込むような、優しさと豪快さの感じられるフィナーレ。
悲惨で凄惨な幕末と維新のお話だけど、それだけに終わらないドラマになるのかな?と思わせてくれるものになってます。



何を伝えたいのかがとてもよくわかるテーマ曲ですね。
多分世間で認知されてる西郷さんのキャラやイメージが具体的だからだと思うんだけど、にしてもはっきりした音楽だなと思います。

最初に挙げたショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲第2番の感想でも書いたけど、出だしの行進曲風なところは若者の前途を寿いでいるというか、言葉を使ってるわけじゃないから寿ぐという言い方は変なんだけど、音楽で前途を祝しているというか、そういう曲を作るとああいう風になるということなのか?と、ちょっと考えています。

前途洋々の青年のための曲ですね。
今の若者のための曲であってもいいと思う。
毎週この曲を聞いて皆が優しく元気になればいいと思います。

うん、ここ数年の大河ドラマは良い曲が続いてますね。
意図がはっきりしてるから個性がある。
ドラマ自体も今のところ面白いし、また一年楽しめそうです。




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by teri-kan | 2018-02-05 11:37 | 大河ドラマ | Comments(0)

スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31 / ショパン

ショパンの中でも有名な人気曲。
先日演奏会で聴く機会がありました。



ショパン作曲のピアノ曲から好きなものを選ぶ時、この曲はつい忘れがちになってしまうのだけど、聴けば「やっぱりいい曲だな」と思います。
今回もそうだったのだけど、CDで聴くよりもコンサートなどの映像付きで聴いた方が、より良いなと感じる。

つくづく演奏会映えする曲ですよねえ。
とても盛り上がります。

静かな冒頭から印象的で、ん?と思ったら、一気に激情ばーん。
超華やかに幕が開けたら、やたら優美で軽やかな旋律がつらつら続いて、でもまた力強くばーん。それが繰り返されたら、今度は一転して穏やかな柔らかい雰囲気に。でもそれはすぐに泣きのメロディなって、でもまた激しくなって、なんかやたら琴線に触れるような激しいのやら切ないのやらよくわからない感情に翻弄されて、なんか最後はもうドラマチックを二乗三乗した大盛り上がりの盛り上がりで、終わったらとにかく「うおおおおおお」。

いやあ、起伏の激しい、ダレるところの一切ない、劇的な一曲です。

美しいところはとことん美しく、激しいところはとことん激しく、基本的に元気な曲だけど、泣きの部分も外してなくて、とてもエンターテイメント性にあふれてると思います。
クラシックだけどお高くとまってないというか、深い精神性とか芸術性とか、そんな堅苦しいことは抜きにできるというか、ショパンは「ピアノの詩人」と呼ばれてるけど、別に詩を鑑賞するように身構えなくていいというか、こう書くと怒られるかもしれないけど、カジュアルな感じで聴いていいんじゃないかな。

そこまで書いて、でもショパンはショパン。
優美さと繊細さは絶対です。
イケイケだけど、品の良い曲。
楽しく、幸せな気持ちになれます。
終わった時は充実感。
人気があるのも納得の一曲です。



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by teri-kan | 2018-02-02 21:58 | 音楽 | Comments(0)

練習曲 作品25第1番 変イ長調 「エオリアン・ハープ」 / ショパン

美しい曲です。
本当に美しい。
優美で、詩情にあふれて、美しい風が体の周りを、体の中までも軽やかに流れていくかのようです。
本当に、ただただ綺麗。

「エオリアン・ハープ」という名称がピッタリで、私は長いことエオリアン・ハープがどんなものかを知らないまま、「なんて美しい曲にピッタリな美しい名前」と、名前ごとお気に入りにしていました。

エオリアン・ハープとは、ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する、自然に吹く風で音が鳴る弦楽器のこと。
風の神様のための楽器。
聞いたことはないけど、音色は繊細で神秘的なのだとか。
この曲の呼び名になったのは、シューマンが「まるでエオリアン・ハープを聞いているようだ」と言ったからだそうですが、風を感じられるから、というのが理由としてはあるかなあ。
「エチュードというよりは詩」という彼の言葉は、まさしくその通りですね。

この曲にはもう一つ呼び名があって、それは「牧童」というもの。
エオリアン・ハープが何なのかを知らなかった頃は、それこそ「エオリアン・ハープを翻訳したら牧童になるのか?でもハープと牧童じゃ全然違うんだけど?」と、変な悩み方をしておりました。
調べてみると、こちらはショパン本人の言葉が由来になってるそうです。

「牧童が、近づいてくる暴風雨を避けて洞窟に避難している。遠くで風や雨が吹きずさんでいるが、牧童は静かに笛を取って美しい旋律を吹いている。そういうところを思い浮かべてみなさい。」
門弟にそう語ったとのことだけど、うーん……難しい。

私は「牧童」の愛称からは、「爽やかな晴れた牧草地」をイメージして聴いてましたので、「暴風雨」とか「風や雨が吹きすさんでいる」とか、ええええー?でした。
洞窟に避難してる牧童が吹く笛の音と言われても……ショパンは難しい。

勝手に想像するなら、ショパンはそういった状況にあった時にこの曲を作ったってことかな?
周囲が騒がしく、うまくいっていない時に、薄暗い洞窟に雨宿りするように、美しい音色を奏でてた。
イヤな喧騒から逃れた場所で、心を穏やかにさせる綺麗な音を紡いだ……。
お、なんだかますます深みのある、奥深い曲に聴こえてくるような気が。

とことん綺麗なのは、そうでないものが周りにあったから、ということなのかな。
そういう風に捉えたらいい曲なのかもしれませんね。
でも個人的な印象は、やっぱりシューマンの感想に近いです。
これは神様が奏でた音楽ですよ。

そう考えるなら、風が鳴らすエオリアン・ハープはもちろん、風にのる笛の音も、風あってのもの。
これはもうアイオロス万歳ってことでいいのではないか。
はからずも風の神様に捧げた曲とか詩とか、そんな感じで。

大げさだけど、そのくらい綺麗な曲なんですよね。
とても好きなんです。
聴き終わった後、幸福感で満たされているのを感じます。




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by teri-kan | 2017-11-08 12:55 | 音楽 | Comments(0)

序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3 / ショパン

最近この曲をよく聴いてます。
チェロとピアノのための室内楽曲。
軽やかで明るくて美しくて、大変良い気分にしてくれる作品です。

8分ほどありますが、序奏3分、ポロネーズ5分かな。
タイプの違う2曲が楽しめるって感じ。
どちらも良いです。
序奏は序奏らしく穏やかにしっとりと、ポロネーズはポロネーズなので軽やかに。

人肌を感じさせるような温もりのあるチェロの音と、軽やかでキラキラしたピアノの音が絡み合う美しさよ! ……と書くと、さすがに大げさすぎるかなあ。
とっても気軽に気楽に聞ける曲なんですよね。
押しつけがましくなくサラリとしてる。
印象に残るけど後を引かない。
悪く言えば内容がない。
だけど美しさに嫌味がない。
ひたすら気分のいい、なんとも言えずちょうどいい曲。

ショパン自身は「貴婦人向きの華やかなサロン音楽」と友人宛の手紙に書いてたそうです。
私が貴婦人かどうかはともかく、私にはピッタリ。
まだ十代の、とても若い頃の作品なので、やはり素直だなといった印象を受けます。
難しく考えないで聴けばいい曲ではないかと思います。



この曲、今の形で発表されたのが1831年で、ちょうどショパンがパリに来る前に作られたということになりますが、先日書いたデュマの「ネールの塔」は1832年発表で、二人ともそのちょっと前から名をあげていることを考えると、活躍した時期って結構重なってるんですよね。

今更なことを言いますが、19世紀のパリって現代の人間も虜にする文化文芸が花盛りだったんだなあ。
サロンでショパンを聴き、劇場でデュマを観るという生活も当時のパリは出来てたんですよね。
あの頃の文化人は各ジャンル華やかだし、確かに花の都だなあと思わされます。




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by teri-kan | 2017-10-06 15:26 | 音楽 | Comments(0)

「セビリア」/アルベニス

イサーク・アルベニスが作曲した、「スペイン組曲」の中の1曲です。
「スペイン組曲」は全8曲なのですが、その第3曲目。
他もグラナダ、カタルーニャ、カディス、アストゥリアス……と、スペイン三昧なスペイン組曲。
スペイン音楽って他のヨーロッパの国と比べても、民族色がとても強いですよね。
イスラムの影響が色濃いのと、あとはロマの人達の音楽性?
この曲もいかにもスペインです。

実はあまりにコテコテしたスペイン風味な曲って、私は結構聴いてて食傷気味になってしまうのですが、これは「いかにもスペイン」でも全然そんなことなくて、とても好きな曲です。
多分曲調が明るいからでしょうね。
うたわれているのはお祭りの主題だそうですが、祭と言われればなるほど、であります。

アルベニスが作ったのはピアノ曲で、後にギター版が編曲され、現在この二種類を聞くことができます。
同じ曲でも楽器が違うとこうも印象が違うのかー、と感心させられます。
ピアノ版は、そうですね、思い浮かぶのはスペインの青い空。
中世風の昔ながらの土壁の建物の、最上階の窓を開け放して、空を見上げたくなるような感じ。
とにかく透明感のあるピアノです。
青空に抜けるような爽快感。
空の下で音が踊ってる。

ギター版は逆に通りに降りたい気分。
土壁に響かせたらいい感じ。
ギターの音色ってなんであんなにスペインの街角にイメージピッタリなんでしょうね。
ちょっと人恋しくなっちゃうんです。
ギターは音自体が切ないので、明るい調子でもどこかしんみりしますね。
ピアノ版とは全く印象が違います。

どちらもいいけれど、好みとしてはピアノの方。
スペインでも、ただ明るくてただ楽しめばいい曲があるんだって感じがして好き。
まあ、この曲も中間部は哀愁漂ってるんだけど、でもやっぱり全体的に軽快で爽やか。
スペインについてイメージする時、なんとなくついて回る「光と影」の影の部分を、あまり感じずにいられます。

「それってスペインなのか?」って言われそうだけど、スペインってなんとなく重いなあと思ってる人間からしたら、これくらいがちょうどいいかもしれません。
この曲は本当に軽やかで良いです。
かなり好み。
とても好きです。




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by teri-kan | 2017-09-13 11:12 | 音楽 | Comments(0)

夏休みの感想文

ブログタイトルが「感想文」なもので、この時期は毎年「感想文」で検索かけられる方に多くお越しいただくのですが、今年は読書感想文よりクラシック音楽の感想文の方が多いように感じました。
というか、クラシック感想文で訪問していただくのはこの夏が初めてで、今年突如そういった宿題が増えたのか、悩める学生が増えたのか、少々気になっております。

クラシックの感想文って難しいですよね。
読書感想文より難しいです。
文字で表現されてないものを文字で表さないといけないのだからホントに難しい。
曲を聴いて抱いた思いや感情を言葉にすればいいといっても、感情を言葉にするのは簡単ではありません。
そもそも自分が抱いている感情が何かを自分で把握することが難しい。
何も感じてないわけじゃないけど、この思いがどういうものか、自分自身で理解することからつまずいてしまう。
一見簡単そうに見えて難しい課題だよなあと、ブログでクラシックの素人感想文を書いてる人間としては、しみじみ思います。

どういう課題の出され方をするかにもよりますけど、選びやすい曲はやっぱりタイトルのある曲ですよね。
あとバレエ音楽のようにストーリーがあるもの。
「白鳥の湖」なんて場面ごとにイメージしやすいし、何より曲がキャッチ―なので、クラシックを聴き慣れてない人にはよいと思います。
ストーリーや登場人物の行動を頭に入れておけば、かなりわかりやすいのではないでしょうか。

私自身はなるべく事前情報ゼロで鑑賞して、後から自分の感想と曲が作られた背景の答え合わせをする、みたいな感じでやってるので、時々とんちんかんな感想になることがあります。
「明るい曲だなあ」と思ったら、実際は「傷心の時期に作曲されました」みたいな(笑)。
でもその違いがその曲の肝になるかもしれなかったり、そう感じたのはなぜかという、自分自身を知ることにもつながると、結構楽しく思ったことを思ったまま書くようにしています。
かなり好き勝手ですね。

とはいえ、それでは到底ついていけない曲もあるし、当然のことながら後からでも作曲の背景を深く知れば、曲自体もより深く感じることができるので、「結局勉強しないとダメだよね」というところに行き着きます。
今はネットでいくらでも調べられますから、音楽鑑賞の助けには事欠かないし、素人にはありがたい環境ですね。

想像力を働かせ、何を感じたか把握し、それを言語化するって、自分を振り返っても中学生の頃は全然ダメだったし、高校生の頃も「うーん?」って感じでしたが、繰り返せばそのうちとりあえず書けるようになるし、自分の感情を言語化する訓練は、多分やらないよりやってた方が後々自分が楽になると思います。

夏休みにクラシック感想文なんて、クラシックに無縁な子にとっては迷惑極まりない宿題だけど、人生に有益な宿題であることには間違いないので、頑張ってもらえたらなあと思います。

もう夏休みは終わっちゃうけど。




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by teri-kan | 2017-08-28 12:20 | 音楽 | Comments(0)

ナチス支配下のワルシャワと未完成交響曲

土曜の夜にNHK・BSプレミアムで、「玉木宏 音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎~」が放送されました。
後半部分しか観れなかったのですが、シューベルトの交響曲第七番「未完成」を第二次世界大戦の映像と共に演奏するところは観れたので、それについて。





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by teri-kan | 2017-07-31 16:04 | 音楽 | Comments(0)

「おんな城主 直虎」のテーマ曲

子供時代が終わって、いよいよ本番といった感じの直虎さんの、テーマ音楽についてつらつらと。



良い曲ですね。
映像がモロそのまんまですが、パッと思い浮かぶのは春のイメージです。
生命の誕生、枯れていたものの再生、希望、前向きさ、明るさ、温かさ、あらゆるポジティブなものの萌芽が感じられます。
一言で言えば、ワクワク感でしょうか。

春ならではの暴力もきちんとある。
エネルギーの解放が行われる春は、実は結構暴力的。
でもそれもポジティブなもの。
芽が種を突き破る時のパワーだと思えばいいでしょう。

雪解け水が川に流れ出す。泉に水が湧き出る。
生命力にあふれてますね。
清らかなピアノの音がピッタリです。
勇ましさとしなやかさが上手くマッチしてる。
溌剌とした女性を十分に表現してると思います。



初めて聞いた時、フランスっぽい曲だなあと思いました。
印象派っぽいというか。
ラヴェルが思い浮かんだんですが、ネットを見てたらドビュッシーの交響詩のようだという意見があって、なるほどーでした。
バーンスタインだという意見も結構見かけて、それもなるほどーでした。
そうそう、キャンディードね。
そう言われたらそうですね。

要するに、オシャレな曲ってことなんだと思います。
〇〇っぽいという言い方をされるのがいいのかどうかはともかく、洗練された曲ではあるかなと。
私は好きですね。
なんといっても女主人公のドラマに合ってる。
「誰それの妻」という女性ではない女主人公に。
自分が主体となって物事を動かした女性にピッタリだと思います。



女性が主人公の大河ドラマで特に気に入ったテーマ曲ってこれまでなかったんだけど、この曲は今のところお気に入りに入りそう。
肝心のドラマの中で直虎がどう描かれるかにもよるけど、音楽を聞く限りは期待が持てる。
この曲が表現してるような女性像になるなら多分面白いはず。
あふれんばかりの生命力をストーリーの中でも発揮してもらいたいです。
井伊家自体は大変だけどね。

世界の大混乱を見ながら最近思うことなんですが、こんな大混乱な世の中だからこそ、今年は女主人公の大河ドラマで良かったような気がするんですよね。
女で大河の主人公を張れる歴史上の人物なんて数えるほどしかいないのに、隔年で女主人公を持ってくるなんて無謀だろとこれまで思ってましたが、こんな世の中だからこそ女性を持ってくるというのはアリかもしれません。

幼年期のおとわの行動は結構素晴らしくて、あの柔軟さと根性は気に入りました。
外圧があってこその柔軟さでしたが、柔らかい発想で困難を乗り越えていく姿はなかなかのもの。
イデオロギーだの主義だの思想だのといった原理主義とは対極にあるしなやかさが心地良い。
今世界に求められてるのってこれじゃね?と思うくらいです。

是非おとわが魅力的な女性に成長しますように。
そういう点で、次回は結構ドキドキものです。




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by teri-kan | 2017-02-01 12:47 | 大河ドラマ | Comments(0)