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「インフェルノ」

ダン・ブラウン著、角川文庫。

おなじみ世界有数の観光地が舞台のラングドン・シリーズ。
真面目に読めばダンテと「神曲」とフィレンツェに詳しくなれる本です。

今回探し求めなければならないのは、これまでのような人類の英知の結晶ではなく、大いなる歴史の謎でもなく、ある意味ロマンの欠片もない、超無粋なものであります。
ただ、無粋ではあるけどインパクトは強い。
これまでのお話が過去を求めるものならば、今回は「未来」を求めたと言っていいかもしれません。
この「未来」をどう捉えたらよいのか、簡単には答えが出そうにないけど。

「え?これでいいの?」と正直思わないでもないし、でもダン・ブラウンにとってはこれこそが理想なのでしょう。
いや、理想というより、これしかないといった感じか。
個人的には嫌な未来ですけどね。
これは男女で感想が分かれるような気がします。



というわけで、ここから人口問題についての考察。
ネタバレあり。





増加する人口とキリスト教
by teri-kan | 2016-05-20 00:30 | 本(小説) | Comments(0)

「ロスト・シンボル」

「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」に続くラングドンシリーズの第三弾。
作者はダン・ブラウン。角川文庫。

映画化がもう決まっているそうですが、結構視覚的にグロそうです。
そういうのに弱い人は本を先に読んでから観にいった方がよいかも。
まあグロいといってもスプラッタとかじゃないですが。
でも本で描かれてるような刺青はあまり目にしたくないなあ。

フリーメイソンにやたら詳しくなれます。
そういうのに興味がない人にはつまらない作品かもしれません。
最終的には人間と神との関わりとか、かなり哲学的な会話も出てきます。
オチはまあ……こういうことかあって感じです。

本作はある意味宝探しのお話ですが、アメリカってやっぱり歴史の浅い国なんですよね。
浅い国というか人工的な国。
探し求める宝は人間の許容量を超えるもののはずなのですが、そこに辿り着くまでの過程がやっぱり人の作ったものって感じ。
人というか、現代人に近い近代人。
遠く離れた古代人じゃないんだよなー。

まあアメリカが舞台だからそうなんだろうけど、古代の古代、はるか古代の人類の知恵がなぜ超新しい国のアメリカにあるのかなとは、結構しょっちゅう思うことではある。
アメリカ人、古いものに憧れとかやっぱりあるのかね。
旧世界のお宝を新世界に持ってきたとか、どれだけ本当の話なんだろう。



いろいろな科学技術が出てきて、どれがホントなのやらフィクションなのやら、ホントにそうならスゴイけど、にしても「ええー、そんなのアリ?」みたいなのも出てきて、自分の無知をひしひしと感じました。
書かれてあること全て真に受けても大丈夫なんでしょうか。
それとも最先端科学に素直に感嘆していればいいのでしょうか。

「思考には質量がある」と言われて真っ先に思いついたのが、「ドラゴンボール」の「オラにみんなの元気をわけてくれ」は可能なんだな、というレベルなものでねえ。
元気玉の元気って精神力みたいな感じでしたよね? 念じた気というか。
地球上のみんなの気を集めて膨大な質量の元気玉を作るっていうの、だから可能なんですよね? まあ集める方法が問題ですが、思考に重さが存在するなら出来ないわけではないような。

なんか、そんなことがやたらと気になりましたね。



ワシントンDCを訪ねたことのある人には楽しめる話ではないかと思います。
そうでない人間には写真や地図の助けなしにはちょっと難しいかも。
映画はその辺の問題がクリアになるので映画向きではあると思います。
これまでの2作品はバチカンとルーブルが舞台でイメージしやすかったけど、ワシントンDCは観光地としてそこまで有名なわけではないし、ニュース映像くらいなものですからね、雰囲気を想像する材料が。

日本人にはちょっと遠いお話だったかな。
日系の人は出てくるんだけどね。




by teri-kan | 2013-01-15 13:33 | 本(小説) | Comments(0)

「天使と悪魔」(2009)

上手くまとまっていた映画だと思う。
原作のサスペンス性を強調させ、省けるところはバッサリカット。「ダ・ヴィンチ・コード」が粗筋をなぞるだけになってしまったのと比較すると、十分楽しめる娯楽映画でした。

というわけで原作と比較した感想を。





原作も映画も大ネタバレあり
by teri-kan | 2009-05-26 10:16 | アメリカ映画 | Comments(0)

「天使と悪魔」

只今映画が公開中のダン・ブラウンの原作本。
映画を観にいくにあたって急遽原作を読みました。

本屋に置いてあったアンケート結果があざとくて、あれのせいでどうしても「ダ・ヴィンチ・コード」と比較して読まざるをえなかったのですが、一体あのアンケートは何だったんですかねえ。ああまでして「ダ・ヴィンチ・コード」を貶めないと「天使と悪魔」の映画を見に来てくれそうな人がいなかったんでしょうか。
「ダ・ヴィンチ・コード」の映画は確かにつまらなかったけど、あのアンケートはないわ。商売根性が見え透いていて不愉快の方が勝る。

で、結局本作の感想も比較した感想になってしまうのです。





ほんのりネタバレあり
by teri-kan | 2009-05-23 23:24 | 本(小説) | Comments(0)